映画パンフは宇宙だ!

PROJECT

映画パンフは宇宙だ!メンバーが選ぶ2022年ベスト映画は?

◆今井悠也(映画パンフは宇宙だ!主宰)

ケイコ 目を澄ませて
ガツンとやられました。

シン・ウルトラマン
愛に溢れていました。

さかなのこ
のんさんが素晴らしい!

NOPE/ノープ

こちらあみ子

ヘルドッグス

アネット

パリ13区

ZAPPA

エルヴィス

…A24ブーム。LAMB/ラムとかX エックスとかMEN 同じ顔の男たちとかグリーン・ナイトを皆が見てるってすごいなあと思います。

◆あず(SNS運用)

トップガン マーヴェリック

コーダ あいのうた

RRR

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム

プアン 友だちと呼ばせて

アバター:ウェイ・オブ・ウォーター

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊

NOPE/ノープ

ギレルモ・デル・トロのピノッキオ

カモン・カモン

◆あずさ(イラスト担当)

コーダ あいのうた
抜群の良さでした。音とその震えと。圧倒的に劇場で見てほしい作品。

窓辺にて
個人的に刺さる部分の多い作品でした。見終わった後もぐるぐると考えが巡り続けています。

名探偵コナン ハロウィンの花嫁
コナンの映画を見た〜!という満足感が非常に高く、初期の映画作品が好きな身として嬉しい描写がいくつもあり、大好きな映画になりました!

マイ・ブロークン・マリコ
原作を下地にさらに解像度をあげた描写が素晴らしい。

チェリまほ THE MOVIE ~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい~
色んなものを大切に真摯に描いている姿勢が伝わってきて、俳優陣の演技ひとつひとつも素晴らしかった。

ONE PIECE FILM RED
原作ファンとしては気になる点もあるけれど、ひとつの映画作品としての完成度が高い。

ブレット・トレイン
爆発力がすごい!!トンチンカンでクールな作品として抜群に良い。

よだかの片思い
原作の空気感をできるだけ纏わせてくれてありがたかった。且つ俳優陣の緊張と緩和がとても良かった。

…2022年は年始から海外国内共に性暴力の問題が多く、本当にがっかりして意識的に見る作品数を減らしました。スピードをあげて自浄作用を働かせて欲しいし、制作現場環境を改善してほしい。

◆いそがい(PATU Fan × Zine vol.03 ブリグズビー・ベア:編集)

GAGARINE/ガガーリン
ガガーリン団地をはじめとした建築物の映像美(アングル!)もストーリーも最高。『ガタカ』『海の上のピアニスト』『CQ』『ミリオンダラーホテル』など数々の名作を思い出すような、エモーショナルな世界観だった。ファニー・リアタール&ジェレミー・トルイユ監督の次回作が早く見たい!!!

荒野に希望の灯をともす 〜医師・中村 哲 現地活動35年の軌跡〜
アフガニスタンの人々の文化や考え方を尊重し、医師として現地の人々のために何ができるかを考え日々活動する中で、水路の建設に行き着いた中村哲さんの無謀とも思えるような挑戦が、実を結び人々の生活を豊かにするという、途方もないことを成し遂げた中村哲さんの姿に心底勇気をもらい、人生において出会えて良かったと心から思う映画。(だが決してそれは簡単なことではないし、ようやく出来上がった水路をも自然は容赦なく破壊したりする。それでもまた再建する中村哲さんや現地の人々の力強さ!)

カモン カモン
ホアキン・フェニックスとウディ・ノーマンのやりとりがひたすら愛おしくて、何度でも見返したくなる映画。

THE FIRST SLAM DUNK
試合のテンポ感とか、LOVE ROCKETSのあのシーンとか、あとリョーチンが元々推しなのもあり、上映後1週間くらい興奮状態が続いた。2022年一番興奮した映画。

THE BATMAN-ザ・バットマン-
ゴッサムの街の映像にSomething In The Wayが流れるという点において、多分2022年二番目に興奮した映画。笑 ブルース・ウェイン史上、本作のキャラクターが一番好き。

マクベス(2022年12月31日〜公開)
舞台のような抽象的な空間の光と影の映像美にうっとりしっぱなしだった。

みんなのヴァカンス
ほのぼのとしたコメディタッチで、(ありきたりな表現ですが)沢山笑ってほっこりした気持ちになって、帰りがけにパンフを買ったら柔らかい黄色一色の表紙で、あぁまさに今こんな気持ち!という気分だった。

ケイコ 目を澄まして
三宅監督の前作でなんて魅力的に人を撮る監督だろうと思い、今回も出てくる人々も関係性もみんな魅力的だったのだが、今回は特に、エンドロールや途中途中映し出される東京の下町の風景さえも本当に魅力的だった。

アフター・ヤン
前作『コロンバス』で虜になったコゴナダ監督!映像はともかく美しいし、独特のスピード感や、静けさがあり、引き込まれた。そして過去の記憶の断片での「グライド」で急にヤンにノスタルジーを感じてしまった!

ベルファスト
とても過酷な時代の物語であるが、バディ少年や近所の人々の優しさやユーモアを交えた描かれ方が好きだった。

…2022年はモノクロ映画が多かったような気がします(そんなことないですかね?)

◆浦田行進曲(PATU Fan × Zine 表紙フィギュア)

NOPE/ノープ
とんでもないものを見せてくれたな、という感じ。変な映画!

ブラック・フォン
登場人物全員、フィギュア化してほしいほど良いキャラなのがすごい。

すずめの戸締まり
新海誠監督作品で1番好きかもしれない。ロードムービーとして完璧でした。

◆映女(イラスト担当)

バッドガイズ
キャラクター全員が愛おしくてもうずーーーっと抱きしめたい。

ゾンビーズ3
ひさびさにハマったディズニーチャンネルオリジナルムービー(DCOM)でした。ゾンビとチアガールの恋模様に狼族と宇宙人も加わってトンチキ設定なんですが、ディズニーの魔法と才能あるティーンたちの歌とダンスで全部もってかれます。女児に戻って楽しめますのでぜひみなさん観てください。

DC がんばれ!スーパーペット
子供アニメの化けの皮を被ったゴリゴリDCジャスティスリーグ映画です!全人類見て!

ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス
ワンダのマルチバースで双子が観てた番組が「しあわせうさぎのオズワルド」だったところ。

さかなのこ
ずーーーーっと暖かくて楽しくて素敵な映画でした。

◆學(イラスト担当)

さがす

THE BATMAN-ザ・バットマン-

カモン カモン

マイスモールランド

トップガン マーヴェリック

劇場版 RE:cycle of the PENGUINDRUM [後編] 僕は君を愛してる

NOPE/ノープ

RRR

THE FIRST SLAM DUNK

ケイコ 目を澄ませて

(劇場鑑賞作品 順不同)

◆caho(WEBサイト運用)

ジャンヌ・ディエルマン ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地
3時間越えの作品で、正直集中して観続けるには個人的は苦行のような時間だったのですが、鑑賞後はその衝撃にただただ茫然でした。初鑑賞だったのですが、この苦行を乗り越えたものだけが到達できる境地に連れていかれた気分でした。

メタモルフォーゼの縁側
BL漫画を楽しむ2人の会話が微笑ましいのは勿論、主人公うららちゃんの抱く嫉妬とか劣等感とか嫌な感情も丁寧に描かれているところに感情移入してしまいました。

ウエスト・サイド・ストーリー
最初から最後までずっと興奮していたので、すべてのシーンが推しポイントです!!

ファイブ・デビルズ
ポスタービジュアルからは想像できない感動的なラスト。いい意味で予想を大きく裏切られた作品で、嬉しい出逢いでした。

パリ13区
登場人物みんなフラフラしているけど、パリの街並みや雰囲気でスタイリッシュにみえてしまう感じがなんだか好きでした。あと、劇中音楽がとても好きでした。

あのこと
主人公の追い込まれていく感情や、恐怖、そして痛みが観ているこちら側にも強く伝わってきて、鑑賞中何度も顔を歪めてしまいました。ヘビーな話ではありますが、映画だからできる体験があると改めて思った作品でした。

※順不同です!

◆小島ともみ(アリ・アスター短編解説読本:編集長・PATUFan×Zine vol.04:編集長)

ブラック・フォン
父キング作品によくあらわれる、弱い存在が集結して力を合わせ「悪」に立ち向かうというモチーフを用いながら、恐怖を子どもの目線から等身大でとらえる描き方が映像になって如実に伝わってくる点。原作には出てこないメキシコ少年が少年の不穏な将来を裏打ちするようでよかった。

NOPE/ノープ
プロデュース作含む過去3つの長編で社会の暗部と深部に切り込んできたジョーダン・ピール監督。アプローチを大きく変えた本作は新たな門出とも受け取れて興味深い一方で、単純にエンタメフルスロットルの勢いと面白さに呑まれる。

トップガン マーヴェリック
理由は要らない、トムが空を駆け、制し、勝利を引き連れてくる。誰もが観たかった納得の続編。

リコリス・ピザ
年上の女性に憧れる少年、その恋は常識を超える複雑ぶりで、大人のはずの女性も身の置きどころのない自分探しの真っ最中。不器用な二人の感情の行き違いにはらはらさせられっぱなしだった。

スワンソング
日陰の身の上だったゲイたちと、自由を謳歌している(ように見える)今どきの若いゲイたち。二つの世代を行き来するなかで、自分が背を向けてきた過去と向き合い、我が道を歩み出すゲイを演じたウド・キアの熱演!

RRR
史実をなぞらえつつ、実際には出会ったことのない実在の英雄二人が出会っていたらという血湧き肉躍る展開。全てが力業、しかし整合性があり、美しくもある。アカデミー賞に期待!

TITANE/チタン
社会の規範のなかで生きていけない人間をジャッジすることなくそのまま描き出すところに優しさを感じてしまう。

ボイリング・ポイント/沸騰
ライブストリーム感あるスピード、次から次へと勃発するトラブル、職人気質のシェフ。90分ワンカットも驚異ですが、ストーリーの運び方に舌を巻く。

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム
ヒーローの孤独をここまで残酷に描いた作品はMCUで唯一ではないでしょうか。

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊
文学が好きな人にはたまらない作品ではないでしょうか。経験したことのない時代なのにノスタルジックを感じさせる映像も最高。ティモシー・シャラメ苦手だったんですが、「いいかも」という気持ちになってしまった!

…特集上映がたくさん組まれた年だったと思います。過去作をスクリーンで観られるのはうれしいけれど、ヨーロッパの小作品が今やほぼEUフィルムデーズでしか観られない状況は寂しい限り。夏3ヶ月旅に出ていて、劇場へ足を運んだ回数が激減した2022年でした。今年はとにかく劇場に通う!2022年ベスト作品をみんなで観て感想を言い合う会、みたいなのやってみたい!

◆しかまる。(PATU Fan × Zine vol.04:編集)

ノベンバー
純粋なラブストーリーと、ちょこっと可笑しな土着信仰を交えた寓話的ストーリー、モノクロの美しさ。すべてが自分の好みに刺さった。数年前まで、モノクロ映画を1つも観たことがなかったけれど、今となってはすっかりその美しさに心奪われていることに気付かされた作品。

TITANE/チタン

ファイブ・デビルズ
宣伝がホラー作品っぽいのが勿体ないと思うほど、もっと多くの人に観てほしい作品。色んな香りを集めたり、調合するかのようなシーンは魔女っ子ものが好きな人ならきっとワクワクしてしまうはず!

みんなのヴァカンス
特に大きな時間が起こるわけではないけれど、時にクスッと時に心がキュッとなる。フランス郊外の美しい景色も相まって、夏、オープンな場所でお酒を片手に観たくなるようなヴァカンス映画。

グリーン・ナイト
映像も、衣装も全てが素晴らしいが、特段音楽が良かった。ぜひ劇場で観てほしい作品。

メイド・イン・バングラデシュ
労働環境、雇用、男女格差、さまざまな問題が立ちはだかるこの現状をなんとかしなければと立ち向かう主人公を応援したくなる。いま自分が身につけている服がどこから来て、誰によって作られているのか、加速する過剰な供給、消費の社会で少し立ち止まって考えさせられる作品。

※※作品は順不同です※※

◆鈴木隆子(PATU Fan × Zine vol.05「タレンタイム」:編集長)

THE FIRST SLAM DUNK
20年以上の時を経て名作の新しい姿を観る事ができる喜び。オープニングをずっとリピートして観ていたい。

みんなのヴァカンス
最高の夏休み映画!パンフに載っていたキャスティングについての話がすごく良かった。

アザー・ミュージック
CDショップ世代には悶絶。

ハケンアニメ!
トップクリエイターと、それを支える沢山のスタッフにも光をあてているのがよかった。

ストーリー・オブ・フィルム 111の映画旅行
超映画マニアの監督なだけに、紹介される映画のそれぞれのいいところが詰まってる。

トップガン マーヴェリック
リアルタイムに映画館で観られる時代に生きてて良かった!と思わせてくれる。

ベルファスト
時代に翻弄されながら辛い時代を生きる人々の幸せを諦めない姿を見るとこちらまで前向きな気持ちに。音楽も素晴らしい。

スパークス・ブラザーズ
エドガー・ライト監督のスパークス愛の賜物。スパークスを知らなくてもOK!

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊
ウェス・アンダーソン作品の中で一番好きな作品になりました。

スワンソング
主人公が旧友との約束を果たすまでに出会う人々の人柄に心打たれる。主人公のキャラクターと折れない姿勢に思わず手伝ってあげたくなる。

※順不同

…日本映画の小・中規模作品で良い作品が沢山あった。女性監督(特にフランス)の活躍も目立った。

◆竹美(ライター、インド在住)


1. Kantara

2. ブラック・フォン

3. スワンソング

4. Laal Singh Chaddha(原題)

5. RRR

6. Phone bhoot(原題)

7. アバター:ウェイ・オブ・ウォーター

8. NOPE/ノープ

9. Brahmastra Part One: Shiva(原題)

10. ブラックパンサー ワカンダ・フォーエバー

◆ちひろ(PATU Fan × Zine vol.06 タンポポ:デザイン)

ケイコ 目を澄ませて
フィルムの質感、目で訴える演技、ミット打ちのリズム・・・何もかも最高でした

ベルファスト
おじいちゃんの台詞に泣かされました

TITANE/チタン
何を観させられているんだろう・・・という感じだったのに、最後は感動で泣いてしまうという不思議な感覚でした

NOPE/ノープ
チェキは凄いぞ!!!

LAMB/ラム
考察が捗りました

やがて海へと届く
言葉にしづらい感情が映像で伝わってきました

リコリス・ピザ
喋り方の癖がうつっていることに気づいた時。音楽も最高

MEN 同じ顔の男たち
映像の綺麗さと内容のギャップ

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム
スパイダーマン全シリーズ見返したくなります

ちょっと思い出しただけ
あの時、あの瞬間がきっかけで、、ということに思いを馳せてしまいます

◆ながせ(Podcast)

マイ・ニューヨーク・ダイアリー
本にまつわる映画に弱いので..主演のマーガレット・クアリーの知的な可憐さに夢中になりました。

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊
こういうウェス・アンダーソンを待ってた!という作品でワクワクしました。

コーダ あいのうた
エミリア・ジョーンズの「Both Side Now」が素晴らしすぎて、映画を見終えたあとも何度もリピートしました。

LOVE LIFE
細部まで神経が研ぎ澄まされた、真摯な深田晃司監督の作品に感服。主人公はいまの私と同世代なのですが、同世代の女性が抱える不安や心の仄暗い部分をどうしてこんなにもわかってしまうんだろうと不思議に思いました。心の弱さを掬いとる作品を作りながら、自身の活動はアクティブで、日本の映画界に深田監督がいてよかった…と思います。

ケイコ 目を澄ませて
三宅唱監督の画づくりがとにかく好きです!!

恋は光
キャストを魅力的に撮れる監督という意味で、小林啓一監督の作品はいつも楽しみなのですが、この作品でもまんまと平祐奈さんと神尾楓珠さんのファンになりました。

リコリス・ピザ
私の好きな要素だらけで観る前は(「これでつまらなかったらどうしよう..」などと)むしろ不安すら覚えましたが、完全に取り越し苦労に終わりました笑。毎度期待値を超えてくるPTAは本当に凄い!映画を観たあと劇場から飛び出して街を走りたくなりました

今夜、世界からこの恋が消えても
ベタなラブストーリーですが、昨年いちばん映画館で泣きました…。松本穂香さんや萩原聖人さんなど脇役の演者さんも良くて素直に感動した映画です。(三木監督、昨年は豊作で驚きましたが..)

ハケンアニメ!
中村倫也演じる王子がオタクについて語るシーンが秀逸!エンタメに身を捧げてきてしまった自分自身を振り返り、かなりぐっっ!ときました。

マリー・ミー
J.Lo最高!!

◆林田学秋(子連れ狼わくわく大図鑑、ギララ・ゴケミドロ・昆虫・髑髏船 オール特撮大図鑑:編集長)

シン・ウルトラマン
今の技術で見れたウルトラマンはやっぱかっこよかった。私の好きな映画です。

ヘルドッグス
本格アクション、クールな映像、役者陣のアンサンブル。見事な世界観でした。

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム
そんな気はしたけど、実際彼らが揃ったシーンは感動以上の何かがこみ上げました。

トップガン マーヴェリック
どうしてこんなに楽しいのだろうと、見てる間ずっと感じていた映画でした。

◆パンフマン(映画パンフレットデータベース作成)

MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない
レビューを書きました

きさらぎ駅
世にも奇妙な物語の1エピソードのようでもあったが、ループ映画の派生系として印象に残った。パンフはギミックもあり。

トップガン マーヴェリック
祭りが好きだから。4DX、ScreenXといった上映形態でも楽しめた映画。テレビで放送される度にコメントがTLを埋め尽くす実況映画、ウォッチパーティーにもぴったりな一本となった。

ケイコ 目を澄ませて
12月31日に滑り込みで観賞できた。上映してくれた劇場シネモンド様には感謝。

パリ13区
そんなシネモンドさんに「ブリグズビー・ベア」のFanzineを納品しに行った際に見た『パリ、18区、夜。』と邦題が似たこの映画は心を軽くしてくれた。

LOVE LIFE
題材、物語とかを抜きにして、純粋な映画というのがあればこれなのかも。自分の中では『ケイコ 目を澄ませて』と同じ。パンフも購入したけど、もっと知りたくてYouTubeの2時間番組も聞いた。宇多丸氏の言うように「現代日本映画の最高峰」と言い切ってしまっても遜色ないように感じた。

彼女のいない部屋
重かった。観た後に尾を引いた。『クリーン、シェーブン』や『君が生きた証』とかを連想した。

シーフォーミー
視力に障害のある俳優が主演の作品。こういった事件物の場合、警官の扱いは難しくて、今回も割と雑な処理がされていたのだけど、プロットに一捻りあるなど、その部分を上回る荒削りな魅力に溢れていた。

裸のムラ
監督のリアル実況解説上映とか面白そうだし、背景への理解も深まるはず。境治の「テレビ発ドキュメンタリーのヌーベルバーグだ」というレビューは本質をとらえている…と書くと偉そうだけど、終盤の唐突なニュース映像を駆使した怒涛の編集は笑えた。ちょっと遊びすぎ。楽しいけれど。本作に比べると真っ当な傑作『はりぼて』を撮っているからこそできたのかな。

とら男
レビューを書きました

他には『WANDA/ワンダ』『神々の山嶺』『コーダ』『私のはなし 部落のはなし』、再編集された『ロッキーVSドラゴ:ROCKY IV』、東京国際映画祭での『タバコは咳の原因となる』『エドワード・ヤンの恋愛時代』など沢山。『RRR』『みんなのヴァカンス』とか他にも見逃してしまっている作品も見たふりして選ぼうとしましたが、思いとどまりました。

◆machi(PATU MOOK vol.02 お試し版 映画パンフがもっと好きになる!ミニガイドブック編集長)

カモン カモン
人生の中で躓いたり、傷ついたり、疲れた時には、きっとこの映画を思い出す、そんな大切な一本になりました。ジョニーと甥っ子のジェシーが少しずつ関係を築いていく様子から、「対話」の大切さを教えてもらった気がします。

トップガン マーヴェリック
2022年はこの作品を語らずして、映画を振り返れないほど熱狂させた一本だと思います。ただただトム・クルーズのかっこよさに痺れた2時間でした。若手キャストも素晴らしく、きっとこの先、何百回と鑑賞しても面白い!と思える名作だと思います。(個人的には全編通して音楽が素晴らしいなと感動しました)

NOPE/ノープ
今年一番、予想を大きく超える衝撃を受けた作品でした!特に音響が素晴らしく、音で恐怖を感じる体験も印象的です。鑑賞後の考察も面白く、様々な角度で楽しませてくれた一本です。

グレート・インディアン・キッチン
22年1月に鑑賞しましたが、未だに鮮明に観たときの気持ちを覚えている作品です。食やキッチンから、インドの中流階級に根強く残る家父長制やミソジミーを鋭く描く様は、映画としてもクオリティの高い一本になっていると感じます。

マイ・ブロークン・マリコ
ある瞬間から涙が止まらなくてずっと泣いていました。むだな説明はせず、シンプルに画で魅せるシーンがとても美しい作品でした。やさぐれ演技の永野芽郁さんも新鮮で、キャスト陣も素晴らしかったです。

アフター・ヤン
静かで美しく、まさに「心の琴線に触れる」という言葉がぴったりくるようなセリフや表情に、自然と涙がこぼれます。ヤンが見つめていた家族の風景と、彼自身が体験してきた記録。妹のミカの幼い頃、夫婦が寄り添う姿、木漏れ日、ヤンが家に来る前の出来事……。温かな眼差しで切り取られる膨大な記録に、改めて日々の暮らしの美しさを知ります。

スープとイデオロギー
監督がタイトルに込めた「思想や価値観が違っても一緒にご飯を食べよう、殺しあわずともに生きよう」というメッセージを思い出して涙してしまう。自分も家族の話を聞きたい、家族の歴史をちゃんと知りたいと思わせてくれる作品でした。

ちょっと思い出しただけ
観客であるわたしたちが、すでに結末を知っている作品は、なんだか別れるに至った答え合わせをしているような、謎解きのような感覚になりました。エモいというのはこのコトか!と。親しい友達の昔の話を聞いている感覚にもなって、とても面白かったです。

メタモルフォーゼの縁側
好きなものをちゃんと好きでいること、これって簡単なようで難しくて、一番最強なことなんじゃないかなと思える作品でした。心温まる優しい物語で、とても面白かったです!

犬王
まさにライブに来たような迫力!このメンツじゃなきゃ実現しなかった奇跡の作品だと思いました。

…「ONE PIECE FILM RED」や「THE FIRST SLAM DUNK」など東映アニメーションの躍進した年だったなと感じました!プロモーションも面白く、今後の映画宣伝の方法も変わっていきそうな気がしました。

◆松嶋(PATU Fan × Zine vol.06 タンポポ:編集長)

RRR
信じられないくらいの面白さに衝撃を受けました…!座っているだけなのに血沸き肉躍るのを体感しました。

NOPE/ノープ
「サプライズ・スリラー」という言葉の通りに驚きと興奮が押し寄せる1作。馬の描き方が素晴らしいです。

ケイコ 目を澄ませて
画面に映る感情の強さと確かさに心を揺さぶられた1作。映画と観客を信じて作られたのが伝わってくる力強い映画です。

さかなのこ
誰もの「好き」を優しく肯定してくれる映画。沖田修一監督ならではのシュールさと温かさが炸裂してました!

フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊
カラー、モノクロ、アニメーションと、映像を自在に操るウェス・アンダーソン監督の“魔術師”っぷりにうっとりしました…!

◆屋代忠重(PATU Fan × Zine vol.02:編集長・裏切りのサーカスZine 編集長)

トップガン マーヴェリック
2022年を代表する映画だったと思う。劇場で体感するという映画の醍醐味を改めて思い出させてくれた作品。

RRR
西の横綱がトップガンなら東の横綱が本作。大味なようで実は綿密に計算されている娯楽大作のお手本。

THE FIRST SLAM DUNK
原作に思い入れが無くても、震えるほど感動する。クライマックスの呼吸さえ忘れる静寂は展開を知っているにもかかわらず、祈らずにはいられない。

こころの通訳者たち What a Wonderful World
一見なんの変哲もないドキュメンタリー映画かと思いきや、後半でこの作品の構造に気付いた時、凄まじい感動が押し寄せる。客席にいる全員で「見えてるものを聴き、聞こえてるものを観る」というかつてない体験ができた。

ちょっと思い出しただけ
今年最も刺さった恋愛映画。照生と葉の間に流れる時間の残酷さが、舞台的な演出によってうまく描かれている。

NOPE/ノープ
差別や格差といった社会の軋轢を、全編を貫く監督の映画愛にのせて非常にダイナミックに描いてみせた。

ある男
フィクションではあるけど決して他人事ではない、観る者のアイデンティティさえ揺さぶられる作品。

彼女のいない部屋
想像も及ばない悲しみに直面したとき、狂わない為に狂うという主人公の行為に胸が締め付けられた。

マイスモールランド
社会派映画としても青春映画としても素晴らしかった。作品で描かれた理不尽に対する怒りの矛先は自分の無知と無関心だったことに愕然とした。

LOVE LIFE
ずっと続く日常生活のために、こんなにも多くの痛みを伴わなければならんのか!?となる作品。とにかく誠実でいることの大切さを思い知らされる。

私ときどきレッサーパンダ/チップとデールの大作戦 レスキュー・レンジャーズ/犬王/秘密の森の、その向こう/カモン カモン/ベルファスト/川っぺりムコリッタ/こちらあみ子/ケイコ 目を澄ませて/窓辺にて…ここ数年はコロナ禍で縮小気味だった映画界でしたが、2022年は洋邦のメジャー、インディーズ問わず素晴らしい映画が非常に多く公開された1年だと思います。

◆やはぎ(デザイン担当)

アネット
恥ずかしながらこの映画でレオス・カラックス、スパークスと出会いました。2022年はアネットのサントラを繰り返し聴く日々でした

RRR
圧倒的な生命力と情熱に完敗です

リコリス・ピザ
最高!

THE FIRST SLAM DUNK
新しいスポーツアニメ映画の幕開けを感じました

ブレット・トレイン
おそらく2022年映画館で一番笑った映画

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