◆今井悠也(映画パンフは宇宙だ!主宰)
フェイブルマンズ
枯れ葉
白鍵と黒鍵の間に
Pearl パール
福田村事件
エンパイア・オブ・ライト
イニシェリン島の精霊
TAR/ター
逆転のトライアングル
Single8
◆caho(WEBサイト運用)
※順不同です。
シアター・キャンプ
好きなポイントは沢山ありますが、純粋にみている間ずっと楽しく、鑑賞後はその事実に感動していました。楽しい時間をありがとう、という気持ちです。
波紋
荻上監督の作品というのに驚きましたが、もはや笑うしかない、というブラックユーモアに満ちた作品で面白かったです。ラストシーンの清々しさったらないです。
ウーマン・トーキング 彼女たちの選択
今後、何度も見返すであろう大事なことが詰まっている教訓的作品になりました。
すべてうまくいきますように
重たいテーマを扱っていますが、ユーモアある登場人物の会話劇で軽やかなテンポでみれる不思議な作品でした。
アステロイド・シティ
個人的にウェス・アンダーソン作品はあまり得意ではないのですが、この作品は最初にいたところからちがう場所に連れていかれたような興奮を感じてとても余韻が残る作品でした。
◆鈴木隆子(PATU Fan × Zine vol.05「タレンタイム」:編集長)
作品は順不同です!
ウーマン・トーキング 私たちの選択
ほんの十数年前の実話という衝撃。会話劇に引き込まれる。
SHE SAID/シー・セッド その名を暴け
制作者たちの情熱が伝わる作品。
ドキュメント サニーデイ・サービス
CDデビューから30年を経ても尚走り続けているという凄み。
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3
終わってしまったのは寂しいけど今までありがとうと伝えたい。
チョコレートな人々
「久遠チョコレート」という会社を知ることが出来てよかった。
コンパートメント No.6
異国で出会った寂しさを抱える者同士の、心が繋がる温度感の描き方が絶妙。
オオカミの家
こんなにもアーティスティックで不穏で、目が離せない作品は初めて。
ザ・フラッシュ
フラッシュ役のエズラ・ミラーが上手い。
ファースト・カウ
西部開拓時代の、今まで光が当たることのなかった名もなき者たちへの眼差しが温かかった。
ポトフ 美食家と料理人
最期まで「料理人」だったウージェニーの生き様が良かった。
◆林田学秋(子連れ狼わくわく大図鑑、ギララ・ゴケミドロ・昆虫・髑髏船 オール特撮大図鑑:編集長)
ゴジラ-1.0
「戦後間もない時代にゴジラが現れる」という誰もが見たいシチュエーションを最高の視覚効果で見せてくれた。ツッコミどころも含めて、余りにも魅力的な映画。
仕掛人・藤枝梅安
こんな時代劇を見たかった。演者の魅力、硬派な演出、魅力的な音楽。今の日本映画でこんな素敵な時代劇を見られて嬉しかった。
鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎
古き良き日本映画と鬼太郎の世界が見事に融合した大傑作。陰惨な話の中で光る登場人物の魅力と世界観。俺も水木とゲゲ郎と一緒にお酒飲みたい。
イコライザー THE FINAL
悪者が調子にのっているシーンで笑顔になれた映画を初めて見た。だって、この後の展開が分かっているから。それにしても今回のマッコールさんの仕事は、こちらの想像をはるかに超えていた…。
◆パンフマン(映画パンフレットデータベース作成)
リバー、流れないでよ
2年連続ベスト映画はループものを選んでいます。ただ形式だけで選んでいるわけではなく、文句なしに面白かった。今年は他に『神回』『リテイク』などのループものがありました。
キムズ・ビデオ
山形ドキュメンタリー映画祭で鑑賞。イタリアの島へ移動してしまったニューヨークにかつてあった伝説的レンタルビデオ店の在庫を監督が追いかけるのだけど、その微笑ましい田舎ならではのやりとりが緩くて最高!と思った束の間暗転…昨年一番感情が振り回された。機会があれば絶対に観てほしい。
劇場版 ほんとにあった!呪いのビデオ100
100まで積み重ねてきたからこそ出来た奇跡の一本
悪い子バビー
PATU Fan×Zine vol.03「ずっと、きみのそばにいるよ about ブリグズビー・ベア」で触れようと思った映画がまさかタイトルを変えて劇場初公開。バンドによって救われる数奇で模倣な人生。偶然の音楽。パンフに「フォレスト・ガンプの陰画」とあって納得。
私がやりました
1930年代とか監督とか苦手要素が揃っていたけど、楽しめた。現代にも通じる話じゃん。
劇場版 センキョナンデス
『シン・ちむどんどん』『国葬の日』『NO 選挙 NO LIFE』など今年公開の選挙ドキュメンタリーを代表するものとして。
チョコレートな人々
東海テレビドキュメンタリーシリーズのファンなので。
恋のいばら
昨年のベストリメイク映画。
ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー
昨年のベスト続編映画。
ロスト・フライト
適当さ加減が良かった。
他に『カード・カウンター』『ダークグラス』『ソフト/クワイエット』『ブラックベリー』『パーフェクトブルー』4Kリマスター版とか。そういえば『SISU/シス 不死身の男』は元気になる映画だったなー。
◆屋代忠重(PATU Fan × Zine vol.02:編集長・裏切りのサーカスZine 編集長)
aftersun/アフターサン
あまり順位はつけないのですが、これはオールタイムベストにも入るくらいずっと年間1位でした。ラストシーンはここ数年観た中でも出色。
コンパートメント No.6
公開前からの高い評判通り、大きな事件は起きないけど終わった後の余韻が素敵な映画でした。そしてあのフィンランド人の男は絶許!
エゴイスト
観る前と後ではエゴイストというタイトルへの印象がマルッと変わってしまう。メイン3人の演技も素晴らしく終始引き込まれる。
エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス
アカデミー賞を席巻したのもうなずける傑作。濃密な情報の中に、あらゆるマイノリティへの暖かさであふれている。
TAR/ター
これは考察が捗るなぁと感心して見ていたらラストシーンの衝撃で全部吹っ飛んでしまった今年最も驚いた作品。
ファルコン・レイク
あまりにも面白くて、観賞後に思わず原作のバンドデシネまで買ってしまいました。
ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック!
監督の前作「ミッチェル家とマシンの反乱」が好きだったので気軽な気持ちで観たら大傑作!これまでのどのシリーズよりも亀たちのティーンエイジャー感が強く出ていて、成長物語として最高でした。
アンダーカレント
決して安易なサスペンスにならずに、どれだけ好きでも、その人のことを実はよく分かっていないというテーマにしっかりとブレずに誠実だったのが素敵でした。
ゴジラ−1.0
シン・ゴジラと共に新しいゴジラの入門編として最高の作品だと思います。過去最高のCGクオリティで暴れ回るゴジラの姿が感涙もの。
窓ぎわのトットちゃん
一言では表せないほど、さまざまな要素がレイヤーとなって作品を構成していて、鑑賞中はずっと胸が締め付けられっぱなしでした。
野球どアホウ未亡人
今年一番の掘り出し物。60分程度の上映時間の中で「私は一体なにを見させれているんだ!?」と?が灯りっぱなしですが、笑いが止まらないシュールな作品は観賞後に謎の感動さえ呼んでくれます。
4Kリバイバルが多く上映された1年だったと思います。この流れは2024年も続くでしょうし、個人的には新しい世代の人たちが劇場で体験できる機会が増えるのはいい事だと思います。