映画パンフは宇宙だ!

PROJECT

映画パンフは宇宙だ!メンバーが選ぶ2025年ベストパンフは?

◆今井悠也

キムズビデオ
ZINE「南海」の第6号として刊行。この人の声が聞きたい!という方の寄稿が揃い、劇中に引用される映画リストや解説も充実。キムズビデオの棚に置かれていたと思しき、味のあるVHSの写真をリズミカルに掲載。眺めて読んで楽しい充実パンフ!

◆あず

ロングレッグス
まさか、チャック付きポリ袋に入った捜査資料…ではなくパンフレットが登場するとは!それだけでなく、あの手紙のデザインや写真など、まるでこちらも捜査に入り込むかのようなドキドキ感がありました。デザイナーの大島依提亜さんはもちろん、発売を実現させたという点にもリスペクトです。

片思い世界
紙ならではの温かみのある風合いと重量感に、手に取った瞬間に思わず抱きしめたくなりました!インタビュー・美術や衣装などの深掘り、写真なども盛りだくさんで、鑑賞後に作品をしっかりと振り返る余韻を与えてくれる一冊です。

ラブ・イン・ザ・ビッグシティ
まるで2人の13年間を追体験するような一冊!劇中の全セリフが載っているダイアログ、ステッカーも嬉しいサプライズ。

◆小島朋美

ロングレッグス
ジップロックに入れるという驚愕の発想。捜査の証拠品を一点一点、検める気持ちで取り出すワクワク感。謎めく映画の世界と地続きの、体験型パンフ。

◆鈴木隆子

月刊ホン・サンス 1・2(『旅人の必需品』『小川のほとりで』)
ゆっきゅんと井戸沼紀美さんの対談は、観たあとに読むと感想戦に参加している気分になって楽しい!

女性の休日
山内マリコさんのコラムに引用されていた、小説家・カート・ヴォネガットの言葉とそれに続く解説に激しく納得した。

教皇選挙
作品の内容を章立てにしてめちゃくちゃわかりやすく解説してくれている。

落下の王国 4Kデジタルリマスター
壮大な作品にふさわしい大判のパンフ!

海辺へ行く道
劇中に登場するアートの解説が楽しい。

無名の人生
鈴木竜也監督自身が挿絵、デザインも手掛ける濃いパンフ。

ひゃくえむ。
100mトラックを模した表紙が良い。ロトスコープ解説が興味深かった。

ラブ・イン・ザ・ビッグシティ
劇中の名台詞集、シナリオ付きが嬉しい。

Black Box Diaries
作品の理解を深めるには、4本のゲストエッセイを読んでこそ。

フォーチュンクッキー
リソグラフ風のデザインが素敵。アメリカとアフガニスタンの関係性などの解説が、インタビューやコラムをとおしてしっかりなされていたので理解が深まった。

順不同です!思いついた順に書いています。

◆ちひろ

We Live in Time この時を生きて
中央付近の写真のページが上下に分かれた加工がされていて、めくり方で映画を追体験できる。

秒速5センチメートル
表紙の美しいグラデーションもさることながら、実際に5センチを測れる定規がついているのが斬新だなと感じた。

片思い世界
卒業文集を思わせる厚みと素材。楽譜や衣装解説など内容も充実。

ファーストキス 1ST KISS
挟み込みのお土産がたくさんで、映画を見た後にニヤニヤしてしまった。

今年はライフスタイルの変化であまり劇場で映画が見れず、積みパンフが溜まってしまいました。でも劇場でも家でも、映画を見てからパンフを捲る時間は今後も大切にしていきたいです!

◆ながせ

月刊 ホン・サンス
とにかく企画が素晴らしい。誠実で読み応えがあり、作品数の割に掴みづらい(笑)ホン・サンス監督の本質を捉えた企画とパンフレットにとにかくワクワクしました!

女性の休日
読み応えパンフ好きとして満足度が高かった。映画は結構あっさりしているので、パンフを読むことでより深まる。余韻を楽しめる作品だったと感じました。

ワン・バトル・アフター・アナザー
洋画大作系でここまで読み応えのあるパンフレットはなかなかない気がして(失礼)、劇場で歓喜しました。特に初日近くに来る(だろう)映画ファンは絶対活字好きなはずで、ここに力を入れてくださったことに「正解!!」と叫びたかったです。 PTAの過去作の解説は特によかった。この作品から遡る人はきっと「??」となってしまうので笑

リンダ リンダ リンダ 4K
監督+キャストで当時を振り返る座談会が楽しい。大好きな作品の裏側が楽しそうに語られているのは嬉しくなってしまいます。

ファーストキス 1ST KISS
今年いちばん、手にとって泣いてしまったパンフ。反則です・・。

ネリーに気をつけろ! ネリー・カプラン レトロスペクティヴ
山内マリコさんのコラム、竹内航汰さんの作品解説が充実。本来やらないのですが先にパンフレットを入手して読んでしまい、作品を全部見に行かねば!と焦っているところです。。

白夜 4Kレストア版
前回のリバイバル上映のパンフレットを買い逃していたので今回は絶対に入手したく、無事入手できてホッとしました。ビジュアルも前回同様 塚本陽さんが担当されていて大興奮。個人的に今年いちばん欲しかったパンフでした。

ロングレッグス
パンフ売り場にジップロックが並んでいて、二度見しました。

私たちが光と想うすべて
封筒型とインド映画らしい模様が印象的で目に留まったパンフ。内容面も充実していて、内容の補足面からも満足度が高かったです。

アジアのユニークな国
ZINE的なシンプルさとテキストの面白さのギャップにやられました。ヒソヒソと面白いことをやり、鋭くついてくる山内ケンジ監督らしさが出ているようでニヤニヤしながら一気に読みました。

◆屋代忠重

ファーストキス 1ST KISS
劇中に登場するアイテムが随所に挟み込まれており、それを見つけるたびに情緒がかき乱されました。

ロングレッグス
証拠品っぽさを再現するために、チャック付きポリ袋に事件現場の写真を同梱するという前代未聞なデザインに驚きました。

教皇選挙
投票用紙の差し込みや、得票数の途中経過を挿入してくれるデザインは作品の雰囲気を見事に表現していました。

We Live in Time この時を生きて
劇中目まぐるしく入れ替わる時系列を、ページ上下をセパレートした写真とテキストで表現するデザインに感心しました。

リライト
表紙カバーを利用したギミックが秀逸。カバーを外して本体に書かれているタイトルにとても驚きました。

ワン・バトル・アフター・アナザー
本作のみならず、PTAの過去作品にも丁寧な解説記事が載っていて、編集の情熱がすごく伝わってきました。

天使のたまご 4Kリマスター
お値段相応の豪華な装丁。コデックス装のおかげでノド限界まで綺麗に開けるのが◎。

無名の人生
映画のみならず、パンフにおいても膨大なテキスト、多くの似顔絵、そのほぼ全てを監督が一人で書いたのが凄い。

キムズビデオ
キムズビデオのコレクションに負けないほどの圧倒的情報量がページから溢れてました。決して手放しで礼賛せず、膨大なVHSコレクションの保存に対する課題にも触れているのも良かったです。

大長編 タローマン 万博大爆発
映画に登場しないシーンや設定資料が豊富すぎて、パンフとは一体何なのか?と考えさせられました(笑)べらぼうにデタラメな一冊。

ほか『みんな、おしゃべり!』『サタンがおまえを待っている』『狂い咲きサンダーロード』『風のマジム』『ふつうの子ども』『港に灯がともる』『片思い世界』『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』『テレビの中に入りたい』『女性の休日』『ミーツ・ザ・ワールド』『鯨が消えた入江』『よみがえる声』など。
filmarksさんによるアニメのリバイバル上映で、復刻パンフが多く作られたのはうれしかったです。

◆パンフマン

ジェイコブス・ラダー 4Kレストア
生の肯定がテーマのとある短編映画が元となっていることをパンフで知り、検索してYouTubeで観た。こんな風にダイレクトに繋がれるのが今の時代な感じなのか。

「呪怨」「呪怨2」〈4K:Vシネマ版〉
証言集で当時リアルタイムで味わった恐怖を追体験できる。

サタンがおまえを待っている
情報に溢れていてかつ読みやすく編集されていると思いました。

キムズビデオ
2年前に山形で観て、その時は「南海」式でパンフになるとは夢にも思いませんでした。

ミッシング・チャイルド・ビデオテープ
角川ホラー文庫!

ディックス!! ザ・ミュージカル
A24初となるミュージカル映画のパンフはブロードウェイの劇場で配られる冊子PLAYBILLを模したデザインに!中身も下品なキャラのインタビューが載ってたりで最高!

ヤンヤン 夏の想い出 4Kレストア版
終盤、前が見えなくなってしまって、ヤンヤンが何を読み上げていたのかよくわからないまま、劇場を出たのですが、スピーチ全文が掲載されていて…。

NIGHTMARE OF GUYMADDIN ~倒錯する悪夢の狂宴~
映画館に行ったら薬を処方された。

70年代アメリカン・ロードムービーの世界 特集:バッドランズ
L.A.クライム・アクションの世界 特集:殺しの分け前/ポイント・ブランク
知られざるイタリアン・ホラーの世界 特集:笑む窓のある家
毎年大好きなシリーズです。

他『カップルズ 4Kレストア版』『ジャグラー/ニューヨーク25時 4K修復版』『ハイテンション 4K』など過去作品のリバイバルパンフが充実した1年でもありました!

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