映画パンフは宇宙だ!

MAGAZINE

2022年2月に公開された映画のパンフ!

2022年2月に公開された映画のパンフレットをPATUメンバーが紹介します!

『ちょっと思い出しただけ』

表紙より小さいサイズの照生と葉の写真が、ちょっと楽しい仕掛けになっているのでぜひ実物をご覧いただきたい一冊。表紙の紙の、ザラっとした質感も◎
インタビューやレビューのほかに、E-WAXさんのスチール写真も満載!(全体の半分は占めてるかも?)(鈴木)

発行日:2022年2月11日
発行:テアトル東京
編集:株式会社キネマ旬報社
編集協力:奥村百恵
デザイン:大島依提亜
定価:900円(税込)

『ウエスト・サイド・ストーリー』

本国でメイキングブックとして販売されているものを翻訳刊行した版。パンフレットとは?改めて意義を考えてみたくなる一冊。豊富な場面写真に加え絵コンテ、ミュージカルナンバーの詳解、キャスト&スタッフによるオーディオコメンタリー並みの解説と読み応えは間違いなく、本作ファンならマストバイ。(小島)

発行日:2022年2月11日
発行所:東宝株式会社映像事業部
編集:株式会社東宝ステラ
デザイン:平塚寿江(東宝ステラ)
印刷:成旺印刷株式会社
定価:2,970円(税込)

『ナイル殺人事件』

洋書を思わせる意匠性の高い金箔押しの豪華な表紙。旅ミステリで肝要な地図、人物相関図の基本情報に始まり、監督・製作・主演を務めるケネス・ブラナーへのインタビュー、クリスティの作品、歴代ポアロ紹介と、原作刊行から80年以上たった今も唯一無二の世界を紡ぐ作品として愛される所以が深まる。(小島)

発行日:2022年2月25日
発行・編集:株式会社ムービーウォーカー
編集人:佐藤英樹
デザイン:佐藤裕紀子
印刷:成旺印刷株式会社
定価880円(税込)

『ボブという名の猫2 幸せのギフト』

サブタイトルにもなっているギフトを表現するような可愛らしい表紙。前作に引き続き、今作でも本猫役で出演している茶トラのボブは2020年6月に旅立った。中面では場面写真が豊富に掲載され、ボブの愛すべき思い出が詰まったパンフレットになっている。(machi)

発行日:2022年2月25日
発行:(株)コムストック・グループ
発行人:中川清永
編集:加藤康子
デザイン:野寺尚子
定価:800円(+税)

『ゴヤの名画と優しい泥棒』

表紙の切り抜き加工からゴヤの名画が顔を覗かせる。パンフフレットはコンパクトながらも可愛らしいデザイン。実在した人物を描く本作だが、映画化に至った経緯がしっかり解説されていて面白い。最後は本作が長編遺作となったロジャー・ミッシェル監督へのメッセージで締めくくられている。(machi)

発行日:2022年2月25日
編集・発行:ハピネットファントム・スタジオ
デザイン:奥村香奈(ヒグラシデザイン)
定価:900円(税込)

『白いトリュフの宿る森』

最も希少で高価な食材〈白トリュフ〉を巡るドキュメンタリー。25x25cmの正方形に美しい写真が散りばめられ、とても “雰囲気が良い”パンフレット。映画ジャーナリスト、美食評論家、アート写真専門ギャラリストによるコラム掲載。「最高のドッグムービー」と評される本作、パンフでも可愛い犬たちの写真が楽しめる。(machi)

発行日:2022年2月18日
発行者:大田圭二
発行所:東宝株式会社映像事業部
発行権者:株式会社ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
編集:株式会社東宝ステラ
印刷:日商印刷株式会社
デザイン:有限会社ダイアローグ
定価:880円(税込)

『選ばなかったみち』

目を惹くポスターだったのでパンフレットも同じデザインで嬉しい。形状はシンプルだが、パンフ中面の色の使い方が面白い。監督インタビューやプロダクションノート、永千絵氏、大場正明氏、渥美志保氏による3本のコラム掲載で内容充実。映画のタイトルにもなったロバート・フロストの詩も掲載されている。(machi)

発行日:2022年2月25日
編集・発行:松竹株式会社 事業推進部
編集:石川天翔 [松竹]
デザイン:樽川響 [Shed]
定価:880円(税込)

『ドリームプラン』

世界最強とも言われたテニスプレーヤーのビーナスとセリーナ姉妹が家族と共にプロデビューに至るまでの道のりを描いた作品。彼女たちの歴史が年表形式で辿れる上に、登場する実在のテニスプレイヤー、そしてコーチまでも紹介!本人の写真が載っているのも嬉しい。字幕監修を務めたテニスプレイヤー伊達公子さんのインタビューはテニス界の裏話も聞けて貴重。今年、買ってよかったパンフの一冊です。(パ)

発行日:2022年2月23日
編集・発行:松竹株式会社事業推進部
編集:宮部さくや(松竹)
デザイン:五十嵐貴子(GIOSUE)
定価:880円(税込)

「ジョージア映画祭2022」プログラム

画家・絵本作家のはらだたけひでさん執筆によるジョージア映画略史にはじまり、上映された全26作品の解説に各作品1〜2ページ割かれており、貴重な場面写真や当時の本国版ポスターなども掲載。
裏表紙にはジョージアの伝統的な美しい刺繍柄があしらわれている。(鈴木)

発行日:2022年1月29日
編集・発行人:はらだたけひで
プログラムデザイン:秋山京子
定価:1200円(税込)

『355』

笑顔ゼロ、険しい表情の並ぶビジュアルは本作の制作意図を反映しているかのよう。国籍も人種も違う国際色豊かな出演陣に合わせ色にも意味をもたせた衣装、カメラワークへのこだわりなど男性メインのスパイものとは一線を画す女性が主役のアクションに視点を置いた解説。コラム3本は全て女性ライター。(小島)

発行日:2022年2月4日
発行所:東宝株式会社映像事業部
編集:株式会社東宝ステラ
デザイン:大寿美トモエ
印刷:日商印刷株式会社
定価:880円(税込)

『ゴーストバスターズ/アフターライフ』

84/89年版の続編であることにちなみ、「継承」に視点を置いた内容。当時は観客だった出演陣のコメントはファン心をくすぐる。先日逝去した前作の監督アイヴァン・ライトマンと息子である本作監督ジェイソン・ライトマン、異なる映画人生を歩んできた二人の対談に涙。2016年版への言及もある。(小島)

発行日:2022年2月4日
発行所:東宝株式会社映像事業部
編集:株式会社東宝ステラ
デザイン:ダイアローグ
印刷:成旺印刷株式会社
定価:880円(税込)

『バイオハザード: ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』

シリーズをゲーム版に寄せてリブートしたため、今作で取り上げられているゲーム版の内容を振り返る記事や、ポール・W・S・アンダーソン監督による前シリーズの振り返りなど、ゲームファンや、シリーズご新規さんにもとっつきやすい配慮があちこちに散りばめられている。(屋代)

発行日:2022年1月28日
編集:株式会社東宝ステラ
デザイン:D.D.WAVE JAPAN Inc.
印刷所:日商印刷株式会社
価格:880円(税込)

『大怪獣のあとしまつ』

PATUのイベントにも登壇して下さった石川天翔氏と、当HPでも紹介しているデザイナーの中平一史氏の強力タッグによる「大怪獣のあとしまつ〜わくわく大百科〜」的な内容。設定集やプロダクションノートなど、映画だけでは燃焼しきれなかった少年魂を灰になるまで燃やし尽くしてくれる。(屋代)

発行日:2022年2月4日
編集:石川天翔[松竹]
デザイン協力:神武団四郎
デザイン:中平一史(Viemo)
印刷所:三映印刷株式会社
価格:1000円(税込)

『鹿の王 ユナと約束の旅』

壮大な原作を駆け足で描くため、作中の用語や世界観の説明がほとんど行われず、ピンとこなかったであろう箇所をしっかりフォローしてくれる。そして図らずも作品の内容が未曾有のパンデミックに見舞われた現実世界とリンクしてしまったこともあり、寄稿されてる原作者の上橋菜穂子先生の言葉が胸をうつ。(屋代)

発行日:2022年2月4日
編集:株式会社東宝ステラ
デザイン:小林典治、林田龍典(株式会社gratan)
オフシャルライター:渡辺水央
印刷所:株式会社久栄社
価格:820円(税込)

『ロスバンド』

ノルウェー夢ネットの青木順子さんによるノルウェー紹介ページを読むだけで、ノルウェーの斜め上の知識があっという間に身につく。そしてこのパンフの真価は、音楽映画なだけに使用曲の全リスト(しかも原題)に加え、出演者とスタッフのクレジットは、見開きで日本語とノルウェー語の併記という映画同様クレイジーな内容になっている事だ。(屋代)

発行日:2022年2月11日
編集:カルチュアルライフ株式会社
デザイン:米屋なりさ
編集協力:藤井克郎、青木順子(ノルウェー夢ネット)、小倉聖子(VALERIA)
価格:700円(税込)

『グッバイ、ドン・グリーズ!』

入場特典の冊子だけでも十分パンフと呼べるクオリティなのに、パンフは冊子と内容が被っていないのが凄い。出演者とスタッフが更に踏み込んだ話をしており、思い入れたっぷりのインタビュー満載となっている。製本も表紙に筋入れ加工を施すなど、相当なこだわりがうかがえる。(屋代)

発行日:2022年2月18日
表紙=吉松孝博 仕上げ=高木のどか(MADBOX) 背景=岡本綾乃(KUSANAGI) 特効=イノイエシン
監修:中本健二、吉田勇樹(株式会社マッドハウス)
協力:白永優美菜、柴田夏実、藤島航大、福田順(株式会社KADOKAWA)
デザイン:林健太郎デザイン事務所
​​執筆:渡辺水央
編集:糸井明日香
印刷所:株式会社久栄社
価格:800円(税込)
SPECIAL THANKS:株式会社アクロスエンタテインメント、株式会社ヴィムス、株式会社草薙、株式会社スタジオ・ライブ

『白い牛のバラッド』

イランの宗教と密接な関わりを持つ死刑制度に切り込んだ作品なだけに、一見理解しがたい部分も多々あるのだが、なぜそれが社会通念として成立してしまうのか?その本質を様々な分野からの有識者によるコラムで読み解いていくシンプルかつ非常に硬派なパンフ。そしてそれはイランに対してだけでなく、我々日本人に対する警鐘でもある。(屋代)

発行日:2022年2月18日
編集:株式会社東宝ステラ
デザイン:大寿美トモエ(大寿美デザイン)
印刷所:日商印刷株式会社
価格:880円(税込)

『Ribbon』

w:15x h:16 cmのほぼ正方形。
透けて見える表紙をめくると見える写真に写るのは"Ribbon"。
出演者・スタッフのコメント、監督と作家:綿矢りささんとのインタビュー、中森明夫氏、岩井俊二監督によるレビューなど、のん監督への愛と作品への賞賛がぎゅっと詰め込まれたパンフ。(な)

発行:「Ribbon」フィルムパートナーズ
アートディレクション&デザイン:石塚真央
編集:茂木美穂 溝渕萌
印刷:株式会社 帆風
定価:990円(税込)

『牛首村』

九州が舞台の『犬鳴村』(2020)、富士の『樹海村』(2021)に続き、恐怖の村シリーズ第3弾として北陸の『牛首村』が登場!ここでしか読めないキャラクターの解説やオカルト雑誌「ムー」の特別企画など楽しい。ロケ地の手配をしたフィルムコミッションのコメントによると心霊スポットとされる場所だけあって苦労したエピソードも語られています。(パ)

発行日:2022年2月18日
発行:東映株式会社事業推進部
デザイン:石井靖(ビラコチャ)
印刷:三映印刷株式会社
インタビュー・文・編集:大津美波子
定価:850円(税込)

『真・事故物件/本当に怖い住民たち』

先月に引き続き、TOCANA配給作品。もはや月刊トカナになりつつある。今回は配給だけでなく製作も兼ねた映画の第一弾。事故物件を扱ったこの会社に相応しいテーマ選び。長い映画が増えてる気がする中、上映時間は79分で、パンフの価格は600円!来月もTOCANA映画パンフを紹介したい!(パ)

発行日:2022年2月18日
発行:TOCANA
デザイン:伊藤拓希(CYZO inc.)
定価:600円(税込)

『きみは愛せ』

これまでに「真夜中乙女戦争」の二宮健監督、「ベイビーわるきゅーれ」の阪元裕吾監督らが「期待の新人監督」グランプリを受賞し、活躍の幅を広げていった次世代の映画監督を排出しているカナザワ映画祭。第一回のスカラシップに選ばれた葉名恒星監督の本作ではパンフもしっかり作られてました。(パ)

発行日:2022年1月28日
発行元:一般社団法人映画の会
編集:MAP
デザイン:細谷麻美
定価:800円(税込)

『前科者』

罪を犯した人が更生、社会復帰するまでをサポートする保護司の姿を描いた漫画の映画化。監督とキャストインタビューと豊富な写真が散りばめられていて、印象的なシーンを回想できる。読み物は映画評論家、映画ライター、映画ジャーナリストと似た肩書きの執筆陣ですが、内容は全然違うものになってます。(パ)

発行日:2022年1月28日
編集:東宝ステラ
取材・文:山元明子(ヘルベチカ)
デザイン:岡野登(サイファ。)
印刷:成旺印刷株式会社
定価:820円(税込)

『香川1区』

昨年12月24日公開の作品が今年に入って重刷された模様。売れているんですね!小川候補のこれまでの歩みを振り返る年表で約20年の政治をおさらいできるほか、香川1区以外でも激闘が繰り広げられた2021衆院選挙の狂騒を「独立系候補」を取材した著作でもおなじみ畠山理仁さんがレポート。撮影日誌では副音声の代わりみたいに作品のある一面が浮かび上がります。(パ)

発行日:2022年1月21日 第2刷発行
発行・編集:ネツゲン
デザイン:三好真裕美
定価:800円(税込)

『ブラックボックス 音声分析捜査』

墜落した飛行機のブラックボックスを音声分析官が解析するが…という映画。航空業界を知るジャーナリストの記事や航空事故などのブラックボックス分析はもちろんグリコ・森永事件にも携わった日本音響研究所・鈴木創さんのコラムなど劇中の出来事とも関係が深い方による読み物が掲載。日本版ポスターと異なる表紙もいい。(パ)

発行日:2022年1月21日
編集:東宝ステラ
デザイン:ダイアローグ
定価:880円(税込)

『ユンヒへ』

監督・キャストインタビュー、ロケ地マップ、韓国クィア映画に関するテキスト、オリジナルポスター、劇中に出てくる手紙など余すところなく載せられていて、映画も素晴らしかった上に個人的には今年のベストの1冊です(紙質も好き)。おまけでミニポスターも付いてました。(パ)

発行日:2022年1月7日
編集・発行:トランスフォーマー
デザイン:山田裕紀子
定価:800円(税込)

『春原さんの歌』

「転居先不明の判を見つめつつ春原さんの吹くリコーダー」歌人・東直子さんの現代短歌から誕生した映画。「これって即興ですか?」と各地の映画祭で質問が多かったので掲載された脚本やこれまでで一番可愛い濱口竜介監督の写真(SNS掲載は不可だがパンフOKという)などビジュアルも充実したA5サイズの手に取りやすいパンフ。あと劇中に某有名映画パンフが写り込んでいる!おわかりいただけただろうか。(パ)

発行日:2022年1月7日
編集・発行:トランスフォーマー
デザイン:山田裕紀子
定価:1000円(税込)

『COME & GO カム・アンド・ゴー』

PATU Fan×Zine vol.05「あの日の物語を奏でる about タレンタイム〜優しい歌」でも紹介したマレーシア出身のリム・カーワイ監督による大阪を舞台にした群像劇。多彩な登場人物がすれ違う様が相関図でわかりやすく整理されている。色んな切り口から語れる作品で、監督自身も4名もの人と対談。定番だが、ロケ地マップもあって、コロナ前の世界が思い出される。(パ)

発行日:2021年11月19日
編集・発行:リアリーライクフィルムズ+cinema drifters
編集:沖田敦/熊谷睦子/岸野令子/平野博靖/リム・カーワイ
ブックデザイン:阿部宏史+守屋圭
定価:1500円(税込)

Share!SNSでシェア

一覧にもどる