No13 モザイクをバターで消すあの加工をパンフレットでやってみたい……

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文=岩似平汰

パンフレットを作っているとやってみたい加工・装丁がたくさんありますがなかなかうまくいきません。金額的な部分もありますし、全国に送る上である程度の頑丈さ、傷がつかないもの、増刷の際にすぐにできるものなど大人の事情が多くがあったりして……。

触って遊べるものが作りたい。そんな中で子供の時から作ってみた加工がモザイクをバターで擦ると消える加工です。
エッチな本のモザイクにバターをつけるとモザイクが消える……
どうも最初はTV・ラジオの投稿欄から広がった噂のようですが、いろいろ調べているのですがなかなかその真相に辿り着けません。ただの迷信という話もありまし、ぼかしを忘れた場所を印刷物が上がった後にあわてて編集者が手作業で塗り潰したインクがたまたまバターで溶ける成分だったとか。なかなか真相はみえてこないのですが熱意が伝われば見えてくる、野暮だけどそういうものが作ってみたい。

現実的にモザイク系で何がやれそうかってなったときに、やっぱり使われるのはスクラッチ印刷です。

こすると表面のシルバーの削りかすが出るのが特徴でくじ引きなどに使われるものです。折込スクラッチ(コスラッチ)とかいう銀メッキのゴミが出ない加工もあるみたいです。映画館中にみんながこすった銀メッキが落ちているみたいな現象というのも見てみたいのですが、スクラッチによって絵柄が変わる、傷が目立つ、みたいなこともやってみたい。
最新の映画でなんかできることはないだろうかーー

単純にモザイクを消す当たり付きパンフレット

『ぐらんぶる』
ビジュアル自体にモザイクを入れたいところがあるのでそこを擦って見えるようにしたら面白いそう。スクラッチの下の隠し方でバリエーションをつけて当たりつきパンフレットとかできないですかね。

傷をつければつけるほど深層が見えるパンフレット

『透明人間』
透明人間の表現を塗りつぶして表現するのも面白そう。物語後半で、主人公の一撃で透明になる真実が分かる物語の追体験にももってこいかも。

印象的な傷が目立つようにするパンフレット

『ランボー ラスト・ブラッド』
印象的な道具であるナイフ。このナイフを銀箔ではなく銀をスクラッチ加工で作ってみたい。削ったら何かが見えるというより読めば読むほど傷ついていく、ランボーの歴史とともにその歩みがパンフレットにも刻まれていく感じとかいいな。

なんだか夢が膨らむスクラッチ加工だけど、やっぱりバターで消すほどのインパクトを作ってみたいもの。そんな衝撃を作れたらパンフレットはもっと売れるんだろうな……

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