No3② エジソン的回帰、ふたたび

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文=平嶋洋一

まえがき

いまInstagram、Facebook上で#映画リレー #映画チャレンジ #savethecinemaという試みが、広がっています。
勧めたい映画を選び投稿する前に、「あなたも一緒に映画を紹介する仲間に入りませんか?」と友人を誘う。「面白そう!」と興味を持ってくれたら、彼・彼女をタグ付けして、記事をアップ。するとそれは、自分だけではなく、彼・彼女の友人にも届く。それを7日間つづける。
映画への想いを伝えるバトンが、人から人へと手渡されてゆく。
Amazonプライム・ビデオなどの配信サービスを利用すれば、家にいながらそれが出来る――映画チャレンジはそんなきっかけ作りとなっています。同じように#7days #7bookcovers#BookCoverChallengeは、本の面白さを伝えていっている。
さて、
1893年、トーマス・エジソンは、箱の中をのぞき見る形式の「キネトスコープ」に発明しました。一台でひとりの観客が、ひとつの映画を楽しむ。そんな上映装置です。
でもいまは、家にひとつ(以上の)窓=キネトスコープがある。その覗き窓から見える映画のバリエーションは、数限りない。そして、また別の窓から同じ映画を見ている家もあるでしょう。
配信サービスに上がっている膨大な映画の海を泳ぎながら、自分だけの仮想映画館を作っていく。そのための導きの糸に、映画チャレンジはなるのかも知れない。
投稿者のみなさんに理解していただいた上で今回は、
僕のFacebookのタイムラインを、そのまま転載する事にしました。
何人ものひとによって、映画の窓が開かれてゆく。好奇心をかき立てられ、その窓を覗き込むひとがまた、生まれていく――その臨場感を生かしたくて。
平嶋洋一

※以下の投稿に出てくる映画・本に興味を持った人のために、Amazonプライム・ビデオ、Amazonへのリンクを貼っています。
※Amazonへのリンクは2020年5月12日時点で有効なものです。

5月12日

投稿者:武田俊彦
7日間ブックカバーチャレンジ/ 7日目
<ルール>
・好きな本の書影をアップする、説明文は不要
・7日間続ける
・毎日ひとりを指名する(スルーしてもOK)

自分はハワイに行くことはないだろうと思っていました。

行きたいとか行きたくないとかではなく、「そういうところへ行く人生」をまったくイメージできなかった。
それは結婚に関しても同じで、「まさか自分が結婚するなんて」と自分に驚いたし、いまもたまに「これは本当に自分の人生なんだろうか」と不思議な感覚に襲われることもあります。

とか、インテリぶってますが、喜んで結婚し、新婚旅行でハワイに行きました。
それはベタにベタを重ねて、ネタにしようというつもりではなくてですね。
「新婚旅行、どこへ行く? 」と話し合っているときに、妻から「ただ旅行するだけでは面白くないから、何かイベントを加えたい、例えばマラソン大会とか」という意見が出て、「じゃあホノルルマラソンかなあ」と。

「ハワイかあ、ちょっとマズいことになった」と思ったのですが、そういう気取り方はもうやめようという気分もあり、行ってみようと。
とはいえ、自分へのエクスキューズも必要だったのでしょう。
硬軟合わせ、ハワイ関連の本・雑誌を事前に何冊も読みました。

どれも興味深かったのですが、この本がいちばん心に響きました。
いわゆるガイド本で、グルメ、ショッピング、ヒーリングなど、雑誌の特集と変わりません。
著者が一人でセレクトし、取材して、文章を書いていて、それも特別なことではないと思いますが、著者がハワイに惹かれている感じが紹介文から素直に伝わってきました。
そして、ハワイ、良さそうだなあと、楽しみになってきたのでした。

結婚したのが5月で、ホノルルマラソンが12月。その間、仕事から帰ってくると、2人で夜の木場公園をランニングしたりで、新婚生活も何もあったものではなく、この先、どんな生活をしていくのかビジョンも大してありませんでした。
それで大会を終えた後、さてこれからどうしようかというときに、子どもを授かり、いまに至ります。

実際に訪れたハワイは、いるだけで安らぎと幸福感を与えてくれる素敵な場所でした。
多くの人がリピートするのももっともだと、納得しました。
いまの自分はそんな簡単に再訪できませんが、いつか子どもたちを連れて、もう一度ハワイへ行けたらいいなあと思っています。

というわけで、最終日のバトンは息子の響に渡したいと思います。
7日間、ありがとうございました。

#7days #7bookcovers
#BookCoverChallenge


『だいすき!HAWAII (私のとっておき)』内田佐知子(著)
Amazonでの購入はこちら

コメント

投稿者:平嶋洋一
同じ「内田」姓のロックンローラーも、ハワイを愛してました。
「なんかさあ、パワーをもらえるんだよね」

コメント

投稿者:森田敬二
#映画リレー #映画チャレンジ #savethecinema
5日目
「儀式」 監督:大島渚

大島渚といえば、僕ら世代だと、いつも甲高い声で怒鳴っている着流しのおじさん…というイメージが強くて、(もしくはバンドの方の大島渚?やじプラのコメンテーターっていう人もいるかな?)、映画監督として強く意識したのは、やはり映画をよく観ていた大学生の頃。

松竹時代の「日本の夜と霧」「青春残酷物語」、創造社解散後の「愛のコリーダ」「戦場のメリークリスマス」も良いけど、やっぱり大島が一番面白かったのは、ATGだよなあ…ということで、「儀式」を選んでみました。

旧家の冠婚葬祭を通じて、戦後も続く日本の家長制度が引き起こす悲劇を描く…というお話。

なんだか難しそうだなーと思いがちなんだけど、全然そんなことなくて。
あまり、そういう文脈で語られることないけど、これコメディとしても観られるんじゃないかな?と思っている。
結婚式で花嫁に逃げられた主人公が、新婚初夜を一人芝居で演じる場面なんか、完全に笑わせようとしているもんなー

常に国家=体制に対する怒りで映画を撮っていた、イデオロギーの人ってイメージが強いけど、そういうのを抜きにしても、大島渚の映画って面白いですよ。


『儀式』(1971、監督 大島渚)
Amazonプライム・ビデオでの視聴はこちら

コメント

投稿者:平嶋洋一
『儀式』はなぜか、アマプラ見放題に上がってるんですよね。

コメント

投稿者:森田敬二
そうなの?シブイな、Amazonプライム

コメント

投稿者:森田敬二
どんな感じかな?と思って見てきたけど、「少年」とか「東京戦争戦後秘話」まで観られるんだな…「ユンボギの日記」まであるとは!

コメント

投稿者:平嶋洋一
『少年』と『夏の妹』、こないだポチッちゃいました!

5月11日

投稿者:森田敬二
#映画リレー #映画チャレンジ #savethecinema
4日目

「海外特派員」 監督:アルフレッド・ヒッチコック
今日は、敬愛するヒッチコック先生の作品を。
「サイコ」でも「裏窓」でも「北北西に進路をとれ」でもなく、一般的にはそんなに知られていないであろう作品…ということで、「海外特派員」。
「映画はエモーションだ」と言い続けたヒッチコック先生らしく、とにかく見所が多い。
今風に言うと、エモいシーンが盛りだくさん!
ヒッチコック作品はどれもそうなのだけど、この作品は特に好きなシーンが多いなあ。

例えば、添付した動画にもあるシーンで、墜落する飛行機が海に突っ込んで、海水がコクピットの窓を突き破って機内に入ってくるところまでをワンカットで表現したり。
あとは、雨の中の暗殺シーン…。
高校生の頃、好きすぎて絵コンテに起こしたもんね。
どうなってんだ、このシーン?と思って。

トリュフォーだとかロメールに評価されたことで、映画作家として語られがちだけど、ヒッチコック本人は、どうやって観客を喜ばせよう?驚かせよう?だけを考えている、作家というより職人なんだよなあ…と改めて感じる。
観客をいかに楽しませるか。これって、映画だけじゃなく、ものづくりの基本ですよねと。


『海外特派員』(1940、監督 アルフレッド・ヒッチコック)
Amazonプライム・ビデオでの視聴はこちら

5月11日

投稿者:平嶋洋一
#映画リレー #映画チャレンジ #savethecinema
7日目(最終日)
追悼・内田裕也 スクリーン上のロックンロール
@新文芸坐
「僕は今、あの世にいます。ロックンロールに生きて、ロックンロールで死んでいけたことに感謝しています」
2019年4月3日、青山葬儀所で取り行われた<内田裕也 Rock’n Roll 葬>。
会場のそこここに置かれたモニタに映るVTRから、裕也さんはそう語り掛けていた。この映像を作ったのは、『コミック雑誌なんかいらない!』での盟友・滝田洋二郎監督だ。
崔洋一監督『十階のモスキート』で郵便局強盗を決行する直前の裕也さんが、モニタ上に現れた。
画面の奥から手前に向かって、全力疾走する裕也さん。
でも超望遠レンズで撮影されているため、いくら待ってもロックンローラーは僕らのところに、やってこない……。
3月17日の訃報を聞いてからずっと囚われていたのはこの隔たった、距離の感覚だったんだ。
そう気づいた瞬間もう、涙を抑えることが出来なかった。

お焼香を終えた僕は、内田裕也オフィスの石山夕佳さんから静かにでも力強い声で、話しかけられた。
「いい本にしようね」
そう、7年越しで断続的に行った「映画俳優・内田裕也」へのインタビュー。
これを最高のYUYA WORKSにする大仕事がまだ、残されている。
「発売日は6月9日、ロックの日にしましょう」と石山さん。
ロックンローラーの遺志に答えるには、それしかないだろう。
本のタイトルは『内田裕也、スクリーン上のロックンロール』に決まる。

同時並行で、俳優・内田裕也がロックンロールする
ステージとなる、スクリーン探しも始まった。
すでに追悼特集を決めていた新文芸坐の支配人・矢田庸一郎さんの協力を仰ぐことになる。
「で、特集のタイトルなんですが」
と矢田さん。
「……『スクリーン上のロックンロール』でどうでしょう!」
僕と石山さんの提案に
矢田さん「……いいですね」

こうして
6月7日~「ロックの日」をはさんで14日まで。
全16作品の豪華ラインナップで追悼上映「内田裕也、スクリーン上のロックンロール」は開催された。

『水のないプール』の切符切り、『嗚呼!おんなたち猥歌』の売れないロックンローラー、『餌食』の音楽プロデューサー、『十階のモスキート』の警察官、『コミック雑誌なんかいらない!』のレポーター……言葉少なで、だからこそ内側に激しい破壊衝動を抱えている。
そんな人物を裕也さんは、なかば自己投影するかのように演じてきたように思う。

脚本も手掛けた『十階のモスキート』を着想した時の事を、裕也さんはこう語っていた。
「俺ね、ボンヤリ部屋の壁を眺めてたら、そこに死んだ蚊の痕を見つけたことがあったんだ。で、そこに滲んでる血はもともと、俺の身体を流れてたわけじゃない? だから宇宙のスケールを想像したらロックンローラーの俺だってこの、蚊の死んだ痕みたいなちっぽけな存在なんだってその時、分かっちゃったんだ。死んじまったらこのシミみたいなものしか残らないんじゃないかって。でもそんな俺だって、生きてるうちは人くらい、刺せるんだぜ――それがこの映画のテーマなんだ」(『内田裕也、スクリーン上のロックンロール』)

あるいは
『コミック雑誌なんかいらない!』の裕也さん=芸能レポーターのキナメリは元・社会派ジャーナリスト志望として、
豊田商事の連続詐欺事件を追及している。
しかし目の前で会長を刺殺した犯人(ビートたけし)を追って、キナメリは現場マンションに乗り込んだ!
犯人との取っ組み合いで致命傷を負った彼は、群がるマスコミのカメラに向かってひと言、「I can't speak fuckin Japanese……」

「何だかわけが分からないようなアーティストを俺は、目指してるんだ。スクリーン上のロックンローラーっていうな」(『内田裕也、スクリーン上のロックンロール』)

<Rock’n Roll 葬>で聴いたあの声で裕也さんがいまでも、語りかけてくる。

だからオマエ、
これがわけが分からないアーティスト、
スクリーン上のロックンローラーの「正義」なんだよ。
……それにさぁ、わけが分かるものなんて
何がオモシレエんだ?
最終日のバトンは、大正琴奏者で音楽評論家、そして『内田裕也、スクリーン上のロックンロール』の校正をしてくださった、竹田賢一さんにつなぎます。
竹田さん、ロックンロールなセレクトを!

『内田裕也、スクリーン上のロックンロール』内田裕也(著)
Amazonでの購入はこちら


『コミック雑誌なんかいらない!』(1986、監督 滝田洋二郎)


『十階のモスキート』(1983、監督 崔洋一)

コメント

投稿者:森田敬二
素晴らしいね。
生涯で、そんなやりがいのある仕事に出会えることなんて、そうそうないよ。

コメント

投稿者:平嶋洋一
ありがとうございます。
裕也さんはやっぱり、最高にカッコよかった……

コメント

投稿者:平嶋洋一
映画美学校時代、『コミック雑誌なんかいらない!』のすばらしさを熱く語っていた森田さんを、よく覚えています。
裕也さんだけではなく、監督・滝田洋二郎、脚本・高木功の名コンビについても!

コメント

投稿者:森田敬二
そんなことあったっけ?笑
でも、高木功は、もっと評価されてもいい人だと思うんだけどねえ。

コメント

投稿者:平嶋洋一
追悼特集・内田裕也の開催中、高架くぐって新文芸坐の反対にあるシネロマンで、『はみ出しスクール水着』やってました……滝田・高木コンビによる、同じ年のロックンロール!

5月10日

投稿者:平嶋洋一
#映画リレー #映画チャレンジ #savethecinema
6日目

『グーニーズ』(1985)

1985年12月公開だから、当時の僕は小学三年生。
その頃宮沢くんという、ツッパっているようでツッパリきれていない少年とよく、つるでいました。
空き地から投石して、隣家の窓ガラスを突き破る。
軒下の燕の巣を突っついて、ヒナを地面に転落死させる。
他愛ない?そんな悪戯が、とにかくスリリング。
でも僕みたいなクソガキと遊ぶ宮沢くんは
文京区小石川に住む、お坊ちゃんなのでした。
鬱蒼と茂った木々に囲まれた、外壁にパネルを張っただけのなんちゃってではない、総レンガ造り。
小学生をも威圧するようなそんなマンションに、彼は住んでいた。
で、『グーニーズ』です。
子どもからしたら「監督」より「製作総指揮」の方が、エライに決まってる!
というわけでスピルバーグ映画最新作を、宮沢くんとそのママ、そして図々しく便乗した僕の年子の姉と、見に行きました。
喘息やらデブやら発明狂やら訳知り顔のおませやら……グーニーズの面々はなにしろ皆、同年代。
「片目のウィリー」なる海賊が残した宝の山をめぐって、ギャングのフラッテーリ一家と繰り広げる冒険劇に、手に汗握らないわけがない!
そしてラスト、海に夢を賭けたウィリーの海賊船が水平線を横切る。
遠く大航海時代への、甘く切ないロマンに、
まだまだ小さかった胸を、打たれたのでした――。


『グーニーズ』(1985、監督 リチャード・ドナー)
Amazonプライム・ビデオでの視聴はこちら:字幕版吹替版

5月10日

投稿者:武田俊彦
7日間ブックカバーチャレンジ/ 6日目

神保町の矢口書店で買いました。

自分にも映画の古書を買う時代はあったんです、と言いたいわけではなく、恥ずかしながら、この雑誌に掲載された三村伸太郎の「海を渡る祭礼」みたいな脚本を書きたいなあ、と昔からずっと思っていたことを、この際だから告白してしまおうかなと思いました。

でも、やっぱり躊躇して、もしこれを選ぶなら、バトンを文筆家・脚本家の若木康輔さんに渡すしかないな、でもそんな関係性でもないしな、と一度は候補から外したところ、思いがけず若木さんがフェイスブックで自分のことを言及してくださったので、それならと引っ張り出してきました。

若木さんは文章を読んで、その人が何を隠そうとしているのか、何を企んでいるのか、すべて見抜いてしまう人なので、怖いです。今回も見抜いたんでしょう、私の何かを。でも、だから優しいんでしょうね。ありがとうございます、お陰で告白できました。

#7days #7bookcovers
#BookCoverChallenge

5月10日

投稿者:森田敬二
3日目
「王立宇宙軍 オネアミスの翼」 監督:山賀博之

アニメ映画からも1本…と思って、ディズニーでもジブリでもなく、こちらを。

架空の国・オネアミス王国を舞台に、主人公・シロツグをはじめとする落ちこぼれ集団・宇宙軍の面々が、人類初の有人宇宙飛行を目指す…というのが、ざっくりとしたストーリー。

イケメンヒーローも、かわいい女の子も、スーパーロボットも登場しない。
素人目にも、とても商業ベースに乗るとは思えない企画を、全国ロードショーで、しかも、地方で自主制作アニメをつくっていた無名の若者たちに、予算8億を渡してつくらせてしまうという…
制作元のバンダイが映像事業に注力しはじめたタイミングだったという幸運もあったとはいえ、まあバブル期だから通った企画だよなあと思う。

でも、この作品を制作するために立ち上がった制作会社がガイナックスで、この作品がなければ、エヴァもシンゴジラもなかったと考えると、日本アニメ史、いや日本映画史上においても、重要な作品だと思うんだよなあ。

コップ1個のデザインから、徹底的にこだわって創造されたという、オネアミス王国の世界観。
そして、無名の若者たちが、誰もなしとげたことのない宇宙への有人飛行を目指すという、制作陣の姿を投影させたようなストーリー。

そんなパワーと情熱が画面から溢れ出てくるようで、とても好きな作品です。


『王立宇宙軍 オネアミスの翼』(1987、監督 山賀博之)
Amazonプライム・ビデオでの視聴はこちら

5月10日

投稿者:Tomomi Kojima
バトン頂きました。ミニシアターエイドへの募金協力中ということで、ミニシアターで観た映画から7本紹介してみます。

Now our group, PATU; Pamphlets Are The Universe, will release three digital booklets about particular movies for two purposes. One is to donate to a fund for saving our local small movie theaters, and the other is to make it more enjoyable to stay home. So, I decided to introduce here only the movies I watched at the small theaters.
Day 3 of 7 days;
”The Last Detail(1973, directed by Hal Ashby)”
"The Last Flag Flying (2017, directed by Richard Linklater)" - I watched it at theCinema Qualite located in Shinjuku.
I love beer. So much. I think one of the reasons comes from this movie. "The Last Detail," the one I had watched on TV when I was a junior high school student, skipping some classes.
In the movie, Jack Nicholson, a middle-aged marine, drinks beer with a hot-dog at the park covered by snow. It looked so delicious, even though I did not knowthe taste of beer. I swore someday I did it. Finally, I got the chance (I do not tell here when it was, but just said, of course, it was winter). But unfortunately, my little attempt turned out to be disappointed. Just bitter. I poured it away to the sink.
I still remember that embarrassing moment and this movie whenever I drink with a hot-dog.

実は映画館で観たことのない作品です、『さらば冬のかもめ』。昔テレビ朝日で午後3時ぐらいから洋画を放映していました。ビデオもなかった時代、どうしても観たい作品の場合には、朝から入念に計画を立て、気分がすぐれないふりで給食を残し、昼休みに保健室で休んで5時間目の始まる前に「やっぱり無理です」といそいそと家に帰ったものでした。うちは共働きで、私はどう見てもサボりそうな生徒には見えなかったのでお咎めを受けたことはありません。先生は知っていたようですが。精神的続編とされたリンクレーター監督の『30年後の同窓会』』といつか二本立てで観たい。


『さらば冬のかもめ』(1974、監督 ハル・アシュビ―)
Amazonプライム・ビデオでの視聴はこちら:字幕版


『30年後の同窓会 LAST FLAG FLYING』(2017、監督 リチャード・リンクレイター)
Amazonプライム・ビデオでの視聴はこちら:字幕版

5月9日

投稿者:平嶋洋一
#映画リレー #映画チャレンジ #savethecinema
5日目
『渇き』
@アテネ・フランセ文化センター
『渇き』(1957)

学生時代、ミニシアターでもかかる事のない映画を見るために通ったのが、このアテネ・フランセ文化センター。文化学院、主婦の友社などがある駿河台で生まれ10才まで過ごした僕は、ノスタルジーに駆られながら、このシネクラブへの道を行き来したものです。
ちなみに『早春物語』で原田知世が猿楽町から駿河台へと登っていく階段の名前は、
「女坂」。この坂を登り切り左手に折れるとまもなく、アテネ・フランセにたどり着く事になります。
さて、グル・ダット監督・主演『渇き』(57)です。
世間からも家族からも見捨てられた売れない詩人・ヴィジャイ(グル・ダット)はある日、交通事故に巻き込まれる。ただ一人彼を愛していた娼婦・グラーブは、遺稿集を出版するため奔走。発売叶った詩集はベストセラーに。皆が皆、故人の才能を惜しむ。
しかし、実は彼が生きていたことが分かるや、いまや熱烈な支持者になったはずの人たちはヴィジャイを、精神病院に幽閉してしまうのだ。
そして、夭折の国民的詩人となったヴィジャイの一周忌の集会。そこに精神病院から逃げ出してきたヴィジャイその人が、姿を現す。騒然とする会場に向かって、自作の詩を歌に乗せ、怒りを投げつけるヴィジャイ。
「この世界を焼き尽くしてしまえ……!」
あまりに深い絶望――グル・ダットが39歳で自死を選んだのは、必然のように感じられたのでした。
本日のバトンは職場の元後輩でいまはテレビ業界で活躍する、曽ちゃおさんにつなぎます。よろしく!


『渇き』(1957、監督 グル・ダット)

5月9日

投稿者:森田敬二
「天使のはらわた 赤い教室」 監督:曽根中生

作品の記憶は、観た劇場の記憶と共にある。

確か、この作品は、京都のスペースベンゲットで観たのが最初で、(曽根中生特集の1本だったと思う)その後、あまり間を置かず、東梅田日活で観たのが2回目。
当時大学生で、とにかく人生で一番映画を観ていた頃で、観たい映画を追いかけて、結構遠くの映画館まで行ってた。
大学近くに住んでいたから(南河内!)映画を観るためだけに京都までよく行くよなあと、今は思う。

この作品って、つまりは男と女の情念の物語で、当時の自分がどこまで理解できていたか分からないけど、それでも、やはり打ちのめされて。
作品を観た、スペースベンゲットの座敷席だとか、一般家庭のリビングに置いてあるような椅子が並んだ狭い場内だったり、街中にある東梅田日活は、入場するのに少し勇気が必要だったり(成人映画館だからね)…

観た時の気持ちと共に、劇場の記憶が強烈に残っているのが、「天使のはらわた 赤い教室」なのです。
で、何が言いたいのかというと、やっぱり映画は映画館で観たいよねっていう話。
こういう体験を含めて“映画を観る”という行為だと思うので。
ネットフリックスだとか、動画配信の方向に向かうのは、映画をビジネスとして考えた場合当然だし、仕方ないとは思うけどね。
でも、だからこそ、やっぱり映画は映画館で観たい。

コロナの影響で、特にミニシアターなど小規模の映画館は苦境に立たされているようです。
特に若い人たちには、かつての僕のように映画を“体験”してもらいたいので、映画館の火を消しちゃいけないよなと、今強く思うのです。


『天使のはらわた 赤い教室』(1979、監督 曽根中生)
Amazonプライム・ビデオでの視聴はこちら

5月9日

投稿者:Tomomi Kojima
バトン頂きました。ミニシアターエイドへの募金協力中ということで、ミニシアターで観た映画から7本紹介してみます。

Day 2 of 7 days;
"La leggenda del santo bevitore(1988, directed by Ermanno Olmi)" - I watched it at the CINE SQUARE located in Shinjuku.
If you hear the name of Rutger Hauer, you might remember at first N6MAA10816, a.k.a "Roy Batty." But for me, this film is the most impressive out of all of his works. It looks like a kind of modern fairy tale arranging "The straw millionaire," the Japanese classical story, but in the end, it makes me consider what true happiness is—one of my all-time best movies.
I should mention the excellent series of the theater's original pamphlets. It always includes the image of the original poster and the Japanese translated screenplay. Now I can watch the movies easily in streaming services or getting or renting Blu-ray/DVD. But at that time, I could not watch them other than inthe theaters. And I was a student, so I did not have enough money to watch them as many times as I wanted. I remember I had read the screenplay repeatedly.

ルトガー・ハウアーといえば、まず『ブレードランナー』のレプリカント“ロイ・バッティ”を思い起こす方に観てほしい、エルマンノ・オルミ監督プレゼンツ、大人のための童話『聖なる酔っぱらいの伝説』。どうしようもない男なんです。基本いい人、でもつけ込まれやすく、誘惑に乗ってしまいがち。ブレランの時とは正反対のピュアな瞳がとても印象的です。今はなきシネマスクエアとうきゅうで観ました。当時は珍しい完全入れ替え制、お値段も少し高め。教会のような縦長のつくりで特別感がありました。館オリジナルのパンフレットにはオリジナルポスターと脚本が必ず入っているのがとてもよかった。


『聖なる酔っぱらいの伝説』(1990、監督 エルマンノ・オルミ)
Amazonプライム・ビデオでの視聴はこちら

5月8日

投稿者:森田敬二
#映画リレー #映画チャレンジ #savethecinema
1日目
またまた映画美学校の同期生で、映画ライター・編集者の平嶋くんからバトンを受けとりました。
いつもかまってくれて、ありがとう。平嶋くん。
7日間の映画チャレンジとは、映画文化の普及に貢献するためのチャレンジとします。
参加方法は好きな映画を1日1作品、7日投稿するというもの。

…だそうです。

映画・テレビ関係者が多くいらっしゃる中、こういう投稿は、少し緊張するのですが…
まあ、いいか。そんなに見ていないもんな。僕の投稿。
シンプルに僕が好きな映画=観てほしい映画をあげていこうと思います。

1日目は、今まさに観たい。観てほしい映画。

「クレージー黄金作戦」 監督:坪島孝
僕は、元気になりたいなあ…という時に、よくクレージーキャッツの映画を観ます。

クレージー映画をはじめ、高度成長期のサラリーマン喜劇は、とにかくパワーがすごい。
まさに時代の勢いを感じさせます。
観ているこちらも元気になる。
その究極の形が、この作品。

ラスベガスの大通りでクレージーのメンバーが歌い踊る姿は、戦後日本復興の到達点と言っても過言ではない。
先人は、戦後の焼け野原から、ここまでやってきたんですよ。
だから、色々とツラい今だけど、僕らだってがんばれる!…というのは大げさ?
最後に、植木等さんから一言。
“ぶわぁっと陽気にまいりましょう!”


『クレージー 黄金作戦』(1967、監督 坪島孝)

5月8日

投稿者:平嶋洋一
#映画リレー #映画チャレンジ #savethecinema
4日目
『アタラント号』 
@シネ・アミューズ ウェスト
予算も撮影期間も大幅に超過した『ポンヌフの恋人』(1991)の物語を、どう終わらせるか。
迷いに迷った末カラックスは、この映画のヒロインで当時恋人だったジュリエット・ビノシュの「ハッピーエンドにして欲しい」という願いを訊き入れます。「ポンヌフから転落したドニ・ラヴァンとジュリエット・ビノシュは、救出した遊覧船で暮らす事になるのだ」

この時カラックスが意識していたのが、29才で世を去った天才作家ジャン・ヴィゴの遺作『アタラント号』(1934)でした。
とういうわけでこの映画は絶対、見逃すわけにはいかなかった!(公開は1997年)
さてさて、結婚式をいま終えたばかりの若き船長ジャンは新妻ジュリエット(!)を、アタラント号へと招き入れます。
船にあたらしい仲間、しかも若くて美しい女性が入ってきて嬉しくてしょうがない、老水夫ジュール(ミシェル・シモン)。
甲板で仰向けになって、得意げにレスリングの型を披露するジュール。その滑稽な様子がオーヴァ―・ラップで、手足の残像が重なるように描写されるのです。
ちょっとした映画技法を、さらり滑り込ませる。そこにジャン・ヴィゴのユーモアを感じたものです。
しかし……2018年末、ジャン・ヴィゴ監督特集で久しぶりにこの映画を見て驚いたのが――ミシェル・シモンの手足が、オーヴァ―・ラップしない!

たとえばこの特集で初めて見る事が出来た短編『競泳選手ジャン・タリス』では、実在の競泳選手が平泳ぎ・クロール・背泳ぎなど様々な泳ぎ方をコーチングして見せます。
それだけの、いまだったらYouTubeにいくらでも転がっているような「内容」なのです。

でもその映像をスローモーション、逆再生、ディゾルブ、水中撮影といった技法で撮影する事で、「前衛作家」ヴィゴの面目躍如となっていたのでした。
別バージョンのポジ・フィルムを元に、デジタル処理で綺麗にしたのかな?
う~む。しかしミシェル・シモンのオーヴァー・ラップはジャン・ヴィゴの個性を考えると、大切な気がするのだが……。

今日のバトンは「映画パンフは宇宙だ」副代表・今井悠也さんにつなぎます!


『アタラント号』(1934、監督 ジャン・ヴィゴ)

5月7日

投稿者:Tomomi Kojima
【7日間ブックカバーチャレンジ/7日目】
『JR』ウィリアム・ギャディス(著),木原善彦(訳)
“JR” William Gaddis

The thickest and heaviest book I read last year.
And the one that annoyed me until I picked up my pace.
But once I could get immersed in it, I forgot its weight and length.
Good comedy!!

会話の中に突然、字の文が差し挟まれたりと、形式(?)に慣れるまで非常に苦労した1冊。“凶器本”という言葉を生んだ本作、電車に乗っている間にちょっと、というわけにはいかない1.2kg!読み終えたという事実にまず感動しました…が、アメリカのホームコメディをイメージして読むと面白かったです(浅い感想)。

#7days #7bookcovers #BookCoverChallenge

『JR』ウィリアム・ギャディス(著)
Amazonでの購入はこちら

5月7日

投稿者:平嶋洋一
#映画リレー #映画チャレンジ #savethecinema

3日目
『HANA-BI』
@第10回東京国際映画祭
オーチャードホール | Bunkamura

稲垣浩『無法松の一生』以来、50年ぶりとなる、
ヴェネチア国際映画祭での金獅子賞受賞!
『北野ファンクラブ』で高田文夫相手に自作の不入りを
ネタにしていたビートたけしがついに、
世界のキタノになった……
その凱旋上映の舞台となったのが、この東京国際映画祭。
前売り券は発売即完売。
それでも日本で誰よりも早く見たくて、
当日券を求め長蛇の列に並んだのでした。
何とかオーチャードホールに滑り込み、あとは開演を待つばかり。
するとスペシャル・ゲストの登壇を告げる、アナウンスが流れた。
まさか……
「オフィス北野社長で本作のプロデューサー、森昌行さんです」
まあな、プロデューサーだしね。
「そして……久石譲さんです」
早く映画を始めてくれ!
いよいよ場内の明かりが消えて、物語が始まる。
駐車場で張っている西刑事(ビートたけし)の足元に、
ボールが転がってくる。
「すみませ~ん」
キャッチボールをしていた森下能幸が、捕球し損ねたようだ。
ボールを拾った西は返球するかと思いきや、
真横に放った!
そんなジャブ的なギャグを入れて
ベイブリッジを真下にとらえたヘリコプターからの映像に、
荒々しい筆致でタイトル「HANA-BI」。
おお……これまでにない大作感、
久石譲の音楽もデカぜ!
ヤクザへの借金を重ね、銀行強盗までして
末期がんの妻・美幸(岸本加代子)のために金を作る西。
やがて夫婦は死に出の旅に出る。
その旅の果て、とある海岸に辿りついた二人は、流木に腰かけている。
「ありがとう……ごめんね」
二発の銃声。
『山椒大夫』、そして『気狂いピエロ』のように、
二人を置き去りにしてカメラは海へとパンしてゆく。

――――――――――――――――――――――――
ブラウン管の向こうにいつもいた存在が何か、
決定的に壊れてしまった。
あのバイク事故後の会見での映像があまりに衝撃的で、
だからこの映画でビートたけしが「世界のキタノ」として帰ってきた。
それが心から、嬉しかったのだ。


『HANA-BI』(1997、監督 北野武)

今日のバトンは映画ライター/宣伝の小島ともみさんに、タッチします。
よろしくお願いしまーす!

5月6日

投稿者:武田俊彦
7日間ブックカバーチャレンジ3日目
自分はプロレスの追っかけをしていた時期がありまして、いちばん熱心だったのはJWP女子プロレスの初期だったのですが、その頃、対抗する全日本女子プロレスに在籍していた沼田三絵美のファンによる同人誌です。

ある時期から、所有している本をどんどん処分するようになり、プロレス関連の本や雑誌もすべてどこかへ行ってしまったのですが、これだけはどうしても手元から離すことができません。
この本さえあれば、当時のすべてを思い出せる気がしているからかもしれません。

この本を作った甲田哲也さんは、その後、フロントとして業界入りし、女子プロレスの運営モデルを刷新。いまは東京女子プロレスの代表として活躍中です。素敵な人生だなと思います。

後楽園ホールの前で甲田さんと待ち合わせして、本を受け取ったときのことは、今でもよく覚えています。

そんなわけで、今回のバトンは、当時のプロレス仲間である米花和宏さんにお渡しします。
プロレス観戦後の飲み会で、みんなと違う意見をぶつけ、場をヒートアップさせる天才です。

#7days #7bookcovers
#BookCoverChallenge

5月6日

投稿者:平嶋洋一
#映画リレー #映画チャレンジ #savethecinema
2日目
『宇宙戦争』@上野セントラル

恐怖のあまり、映画で泣いた。
そんな体験は、これが最初で最後かも知れません。
にわかに強風が吹き始めかき曇った空に稲光が走る。
何か、とんでもない事態が進行している。
そう直感した港湾労働者のトム・クルーズは
街の中心部、すべての雷が集中して落ちた地点にたどり着くのです。
すると激しい振動と共にアスファルトに亀裂が走り、そこから
不気味な駆動音と共に巨大な三脚歩行機械、
宇宙からの侵略者が操作するトライポッドが姿を現した。
想像をはるかに超える事態に野次馬たちは、ただ呆然とするしかありません。
と、次の瞬間、トライポッドはレーザー光線を速射し始める!
全速力で逃げる群衆のひとり、またひとりが光線を浴び、灰になって消えていく……
つまり、主人公トム・クルーズの目で僕らは、世界の「終わりのはじまり」に直面するのです。
そして無数の死体が河を流れ、炎に包まれた列車が踏み切りを通過していく。難民があふれている――
そんな世界のスピードに追い抜かれた時に、人類は最後を迎えるのでしょう。

今日のバトンはTVディレクターの森田敬二さんに渡します。ブックカバーチャレンジにつづけての使命を受けていただき、ありがとうございます!


『宇宙戦争』(2005、監督 スティーブン・スピルバーグ)
Amazonプライム・ビデオでの視聴はこちら:字幕版吹替版

コメント

投稿者:佐々木誠
僕、これがスピルバーグ作品のベストです!

コメント

投稿者:平嶋洋一
いやはや、凄まじいですよねえ。
世界が終わるスピード、という意味ではシャマラン『ハプニング』もかなり速い。

コメント

投稿者:佐々木誠
好きって言うと、目立とうと思って、みたいな顔されますね。w


この作品を批判する人は、映画の文法に捉われすぎだな、と。それを逆手に取ったのがよりによってスピルバーグ、というのがたまりませんでした。

コメント

投稿者:平嶋洋一
まさに!そうなんですよね。
いわゆるサスペンスなんて張らず直進していく。

コメント

投稿者:佐々木誠
ハプニングも好きですよ!
あのオチと終わらせ方も。
シャマラン好き、シャマラーはみんな好きだと思います!

コメント

投稿者:平嶋洋一
シャマラーって言うんだ……泉ピン子、はシャネラー。『Mr.ガラス』も良かったですよね!

コメント

投稿者:佐々木誠
ヴィジットを池袋で、最終日の午前10時の回に行ったんですが、数人しかいない観客、知り合いじゃないシャマラーたちが終わった後に、ニヤリとし合ってシャマラン復活を静かに喜び合ったのも良い思い出です。w

コメント

投稿者:平嶋洋一
ブライス・ダラス・ハワード……こんな神秘的な美しさを持った女性がいるなんて、とその時は思いました。

いまはすっかり地上的な存在になってしまいましたが……

コメント

投稿者:平嶋洋一
あ、それはヴィレッジか!

コメント

投稿者:佐々木誠
ヴィレッジ、レディインザウォーターあたりから一般的にヤバいと思われ始めたシャマランですが、両作のハワードの存在はほんと神秘的でした。。


シャマラー部作ろうかな。。w

コメント

投稿者:平嶋洋一
会員番号002で、お願いしまーす。

5月5日

投稿者:武田俊彦
7日間ブックカバーチャレンジ/2日目

子どもが生まれてから、絵本ばかり読むようになりました。
とは言っても、あまり自分では選ばないようにしていました。
いかにもクリエイターがお勧めする絵本みたいなものを、チョイスしてしまう気がして。

なので、この「とこちゃんはどこ」も頂いたものです。
加古里子の名前は聞いたことがありましたが、自分とは関係ないと思っていました。
でも、絵本を図書館で借りるときに、有名な人だし、ほかにどんな作品を書いているのかな、とついでに彼の本も追加して、子どもに読み聞かせしているうちに、関心を抱くようになりました。

東大の理系出身で、セツルメント活動(誤解を承知で説明すると、子どもたちの学習支援をしているNPOみたいな感じ)にも参加、プーク人形劇団のファン、という経歴が、絵本の世界にすべて活かされています。

いくつか彼ならではの特徴はあるのですが、自分が特に面白く感じたのは、ページに人間や動物などが小さくたくさんひしめき合っている絵が多いことです。

「とこちゃんはどこ」は、「ウォーリーを探せ」と同じ趣向の本なので、当然そうなりますが、ほかの著書もこの類の群衆場面が多く、描かれています。

たくさんの人物をページ内に描きたいという偏執的な欲望もあるとは思いますが、みんなが楽しそうにワイワイやっている世界こそが彼の理想なのかな、とも考えたりしています。

2日目のバトンは、自分に障害児保育の基礎を教えてくれた師匠の水谷潤子さんにお願いしたいと思います。結局、水谷さんに教わったことを、そのまま自分の育児でも繰り返しています。

#7days #7bookcovers #BookCoverChallenge


『とこちゃんはどこ』松岡享子(著)
Amazonでの購入はこちら

5月5日

投稿者:平嶋洋一
#映画リレー #映画チャレンジ #savethecinema
1日目
『鴛鴦歌合戦』(1939)
@シネ・アミューズ イースト
イベントとして、たとえば「応援上映」みたいなかたちで楽しむ。
そんな映画の見方はいま、珍しくなくなりましたよね。
でも「応援していいんだよ」と断わられてやっと何とか感情を解放出来るのが、
奥ゆかしき日本人というもの。
だけれど……この日の『鴛鴦歌合戦』はスゴかった!
冒頭骨董好きのディック・ミネが「♪ほ~れほれほれ、この茶碗~」
と歌い出すやこっちはもう、
からだがムズムズし始める。
ディック・ミネにつられたのか骨董仲間の日傘職人・志村喬は、踊り出した!
アレ?僕らの手足がいつの間にか、拍子をとってる。
そして……何もの日傘が乱舞する圧巻のラストでは
われわれの興奮はピークに。
自然発生した拍手は映画が終わっても、鳴りやまない……。
いや、これ以上幸せな映画体験は、ちょっとないかな。

今日のバトンは作家で女優の睡蓮みどりさんに渡します。よろしく!


『鴛鴦歌合戦』(1939、監督 マキノ正博)

コメント

投稿者:森田敬二
そ志村喬、歌うまいんだよなあ。

5月4日

投稿者:武田俊彦
7日間ブックカバーチャレンジ/1日目

編集者の平嶋洋一さんが声をかけてくださったので、恥を捨てて、蔵書を紹介します。
平嶋さんは見た目も、発言も、姿勢も何もかもカッコいい人で、キネ旬で内田裕也とせんだみつおの担当だったというだけで、シビれます。
ありがとう!

そんなわけで初日は、こちらです。
マルクス兄弟のラジオ番組の脚本集。
とにかく真面目な言葉ばかりが行き交う社会は勘弁してほしいです。

本気の真面目を社会はこの人から学んでほしいという意味で、谷岡雅樹さんにバトンを渡します。

#7days #7bookcovers
#BookCoverChallenge


『マルクス・ラジオ』いとうせいこう(著)
Amazonでの購入はこちら

5月4日

投稿者:大竹久美子
6日目:ジャン・ユスターシュ監督『ママと娼婦』
#映画チャレンジ #映画リレー #savethecinema
映画プロデューサーの大澤一生さんから7日間の映画リレーのバトンを受けましたので、好きな映画を。
自分の縛りとしては、持っているDVDからチョイスすること、あと自分が宣伝などで関わった作品は除外することに。が、今回の『ママと娼婦』はユーロスペース時代、ユスターシュ特集の1本として宣伝してました…
長篇はわずかしかないユスターシュの35歳の時の作品。私もかつて夢中で観た映画。4時間近い長尺映画なので何度もは観てないけど、観るたびに思う、ジャン=ピエール・レオー演じるアレクサンドルは、あの映画で描かれた時代以降、生き延びられたのかな、と。ユスターシュは耐えきれず43歳でピストル自殺した。
ラスト近く、マリーがピアフのレコードを聴きながら顔を覆うあのワンカットには、果たされず終わったものが生々しく映し出され絶句。そしてわかってても、何度でも込み上げてくる。
しかしフランス人なのに、ワインは殆ど飲まず、ウィスキーやスピリッツ系をラッパ飲みしてる。みな感情も肉体もタフですごいなぁ…。
ということで、次は平嶋洋一さんにバトンをお渡します。平嶋さん、お願いします!


『ママと娼婦』(1973、監督 ジャン・ユスターシュ)

5月4日

投稿者:平嶋洋一
【7日間ブックカバーチャレンジ/7日目(最終日)】

<ルール>
・好きな本の書影をアップする、説明文は不要
・7日間続ける
・毎日ひとりを指名する(スルーしてもOK)

『洲崎球場のポール際』森田創著
この物語の主役・洲崎球場が完成したのは、1936年。

洲崎といえば……映画好きならすぐに連想するのが
川島雄三の名作『洲崎パラダイス赤信号』でしょう。
ダメ男の三橋達也と共に、その門を潜った新玉美千代が働く一杯飲み屋があったあの「洲崎遊郭」のすぐ近くに、
この球場は存在したのです。
埋立地に突貫工事で作られたこの木造球場は、
満潮時に水浸しになって試合が中断されることもしばしば。
その間グラウンドを、シオマネキがのんきに歩き回っていたそう。
作家・林芙美子による「海が近いせいか、スタンドまでぽっぽ船の声が聞こえてきて、これでグランドさえ良ければ、なかなか良い野球場だと思った」という、当時の読売新聞の記事が引用されています。
しかし……
何とものどかなこの球場に名選手たちが残した足跡は、本当にスゴい!
「ボールが止まって見えた」打撃の神様・川上哲治がデビューしたのも!
日米野球で9奪三振を記録(当時17才!)、
「スクールボーイ・サワムラは、大リーグに入るべきだ」
アメリカ人記者に言わしめた沢村栄治、
「銃弾より速い速球」を誇ったこのピッチャーが、史上初のノーヒット・ノーランを達成したのも!
そして「ロシア帝国」出身の白系ロシア人、通算300勝の大投手・スタルヒンが、外国人史上初のノーヒット・ノーランを記録したのも!
この洲崎球場で、なのです。
しかし後楽園球場ができると同時に開催試合が激減。
1943年その役目を終え、解体されたのでした。
兵(つわもの)どもが夢の跡……

さて、
最終日のバトンはラピュタ阿佐ヶ谷、シネマヴェーラなど名画座での遭遇率が高すぎる「映画の兄貴」、Ken Okken Okuakiさんに渡しまーす……っていま見たらもう、一日目をアップしてる!

#7days #7bookcovers


『洲崎球場のポール際 プロ野球の「聖地」に輝いた一瞬の光』森田創(著)
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5月4日

投稿者:Ken Okken Okuaki
【7日間ブックカバーチャレンジ/1日目】

<ルール>
・好きな本の書影をアップする、説明文は不要
・7日間続ける
・毎日ひとりを指名する(スルーしてもOK)

平嶋洋一さんからバトンいただきました。年と共に読書の体力は薄れながらも、何とかゆるゆると紹介させていただければと。

①「蔓草のコクピット」篠原勝之

ご存じ、ゲージツ家クマさんの自伝的小説(表紙挿画もご本人、唐版風の又三郎より)は、豪快、破天荒な自由人というイメージに加え、母親への思いなども散見され、クマさんの等身大の温かみある姿や生き様に無理なく引き込まれる。師匠・深沢七郎氏や唐十郎氏といった方々との運命的出会いも読み所。
舞台化もされた傑作「骨風」共々愛すべき一冊。

なお、指名は佐藤友起子さんにお願いします。ユキさん、久しくチェロキー行けなくてすみません。

#7days
#7bookcovers
#BookCoverChallenge


『蔓草のコクピット』篠原勝之(著)
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5月4日

投稿者:Tomomi Kojima
【7日間ブックカバーチャレンジ/5日目】
『ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ』 ジョン・ル・カレ(著),菊地光(訳),村上博基(訳)
"Tinker Tailor Soldier Spy" John le Carré
Probably the person who loves reading can relate to that. In my case, the symptom might be quite light. You try to find it or, giving up it, buy a new one? Me, the latter.

いっときエスピオナージ小説にどっぷりハマったことがありました。ジョン・ル・カレ、ジャック・ヒギンズ、イアン・フレミング、フレディック・フォーサイス、ブライアン・フリーマントル。“冷戦”なんて今さらの主題ですが、いまだ心惹かれるものがあります。その結果がこのていたらく。「探すなら買うほうが早い」環境をまずは整理すべきですね。こちらも断然、旧訳推しです(新訳は大変読みづらかった…ゆえのダブリ買い)。

#7days #7bookcovers #BookCoverChallenge


『ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ』ジョン ル・カレ(著)
Amazonでの購入はこちら

5月3日

投稿者:島野千尋
私の3冊目は『朽ちていった命:被曝治療83日間の記録 』。
制御できない物・量を、人間の能力を越えて抗うことは不可能であることを痛感。
チャレンジご招待は、台湾滞在中はいつもお世話になっているAllen NG さんにお願いしたいです。もともとブックカバーチャレンジは台湾から始まったとか。部屋を掃除していたら台湾のガイドブックがたくさん出てきて驚きました(^^♪
#7days #7bookcovers
#BookCoverChallenge


『朽ちていった命:被曝治療83日間の記録』NHK「東海村臨界事故」取材班(著)
Amazonでの購入はこちら

5月3日

投稿者:平嶋洋一
【7日間ブックカバーチャレンジ/6日目】

橋本一夫『幻の東京オリンピック』
いまこそ、多くの人たちに読んで欲しい。
そんな本です。

国家神道が作った「物語」によれば1940年は、初代・神武天皇即位から2600年にあたる。
その皇紀2600年を祝うため、
日本は国家事業としてオリンピック招致に乗り出すのです。
実現のためムッソリーニ、ヒトラーらに根回しするも、
国際連盟委脱退、日中戦争拡大などに対する非難の声が世界的に高まっていく。
そこには当然、列強諸国の思惑が絡んでもいて。
さらに……それが独立国だと言い張っている以上、傀儡国家・満州は一つの国として、オリンピックに参加「させ」なければ、マズいのではないか?
嘘に嘘を重ねるべきか、日本国は悩みに悩む。

1964年につづいて2020年、「三度目の」開催となるはずだった東京オリンピック。
戦局が世界的に拡大する1940年と、いまの世界。
どちらが危機的な状況にあるかなんて考える以前に、
正しい判断をしなければならない。国際情勢ではなく、今度はわれわれの問題として。
最後まで実現にこだわっていた人たちの顔、誰も忘れてはいないよ。

今日のバトンは元『映画芸術』の名編集者であり、僕をこの世界に導いてくださった大恩人・武田俊彦さんにお渡しします!

#7days #7bookcovers #BookCoverChallenge


『幻の東京オリンピック 1940年大会 招致から返上まで』橋本一夫(著)
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5月3日

投稿者:Tomomi Kojima
【7日間ブックカバーチャレンジ/4日目】
『漱石と倫敦ミイラ殺人事件』 島田荘司
"London mummy murder and Soseki " Soji Shimada
One of the most favorite Sherlock Holmes "fictitious" stories. If Soseki Natsume,a 19th-century Japanese famous novelist, had met Holmes in London when he was studying in England? Actually, it could be. This fictitious story allows us toimagine how their encounter was. When I reach the last page of the book, I always take the place of the protagonist, a little girl, and look up Holmes and try to feel the glare of the sunlight shining through his back. The happy moment I could ever feel.

夏目漱石がロンドンに留学していた1900年~1902年は、ホームズがライヘンバッハの滝から生還し、再び活躍を始めて10年。「六つのナポレオン像」事件や、横溝正史が『本陣殺人事件』の下敷きにした「ソア橋」、「プライオリ学校」、「三人ガリデブ」、「高名な依頼人」などの事件に乗り出していたころにあたります。ワトスンが医業を再開し、三度目の結婚を前にホームズとの距離が少しできはじめた時期。寂しいこじらせホームズと、鼻っ柱の強い漱石が出会っていたら?ワトソンの目、漱石の目から見たホームズ(天才vsただの変人)が交互に描かれる形式も楽しい一冊です。
#7days #7bookcovers #BookCoverChallenge


『漱石と倫敦ミイラ殺人事件』島田荘司(著)
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5月2日

投稿者:平嶋洋一
【7日間ブックカバーチャレンジ/5日目】

ジョウゼフ・コンラッド『海の想い出』

船乗りだったコンラッドが蒸気船以前、愛する帆船時代について回想したエッセイ。
大時化で荒れに荒れた海と呼ばれる女に、むつしけき男どもが翻弄される。船と一体になって決死の格闘をしてやっと一時、女を宥めることに成功する……というわけで恋愛をテーマにしたハウツー本でもあるのだ?

さて今日のバトンは熱帯魚飼育の大先輩、整骨医の松浦瑞喜さんにつなぎます!

#7days #7bookcovers #BookCoverChallenge


『海の想い出』ジョウゼフ・コンラッド(著)
Amazonでの購入はこちら

5月1日

投稿者:Tomomi Kojima
【7日間ブックカバーチャレンジ/3日目】
『冷血』 トルーマン・カポーティ(著)、瀧口直太郎(訳)/佐々田雅子(訳)
"IN COLD BLOOD"/Truman Capote

When the new translation has been published, I always try to read it and compare with the old one. I don't know why, but I tend to prefer the old one. Maybe the memory when I had read it at the first time stays deep and so long.

昔の新潮文庫って、余白が大きく文字が小さい内心顔。よくこんな読みづらいの読んでいたなあと思います。でも、『冷血』に限らず、旧訳のほうがなじみがあって好きなので困ったものです。

皆さん既にバトン済みの方ばかり…ぜひという方は挙手ください。お渡しいたします!というわけで、きょうはノーバトンです。

#7days #7bookcovers #BookCoverChallenge


『冷血』トルーマン カポーティ(著)
Amazonでの購入はこちら

5月1日

投稿者:森田敬二
7日間ブックカバーチャレンジ/1日目

映画美学校の同期生、映画ライター・編集者(ていう紹介であってんのかな?)の平嶋くんからバトン受けとりました。

こういうの、けっこう好き笑
あまり本読んでいないので、恥ずかしいのだけど…。

#7days #7bookcovers
#BookCoverChallenge

平嶋くんから引き継いだので、プロレス関連の一冊を!と思ったのだけれど、本棚見回しても見当たらず。
半ば強引に、こちらを。

「ファイアボール・ブルース」

説明文は不要とのことだけど、簡潔に。

桐野夏生って有名な作家だけど、これはあまり知られていないんじゃないかなあ。
女子プロレスをテーマにした数少ない作品。

お話しは、まあ、そんなにだけど、キャラが立っていて好きです。
これ、モデルになった団体はLLPWで、火渡のモデルは神取なんだけど、読んでいてイメージしたのは、長与だなあ。まあ、どっちでもいいか。


『ファイアボール・ブルース』桐野夏生(著)
Amazonでの購入はこちら

5月1日

投稿者:平嶋洋一
【7日間ブックカバーチャレンジ/4日目】

佐藤郁哉『暴走族のエスノグラフィー』
どこまでも死に接近しようとスピードを上げてゆく。その快楽を語ることばの危うさ。
レース仕様のマフラー、しぼりハンドル、三連・四連ホーン、車高短(シャコタン)などに見られる、改造へのユニークな美意識。
そして字画の多い漢字に強引な読みをあてた、魅惑的なグループ名。
武羅悪区 江無屁羅悪と書いてブラックエンペラー、暮生覇虎と書いてクレオパトラ、神出麗羅と書いてシンデレラ、などなど……暴走族という名のワンダーランドを、あなたを旅してみよう!
今日のバトンは映画とプロレスと人生の大先輩・森田敬ニさんにつなぎます。

#7days #7bookcovers #BookCoverChallenge


『暴走族のエスノグラフィー』佐藤郁哉(著)
Amazonでの購入はこちら

4月30日

投稿者:Tomomi Kojima
【7日間ブックカバーチャレンジ/2日目】
『コカイン・ナイト』 J.G.バラード(著),山田 和子(訳)
"Cocaine Nights"/ J. G. Ballard (This is the first edition.)

One of the sci-fi novels I've wanted someone to adopt into a movie for long time. Unfortunately, It hasn't come true yet.
My dream team is;
Director: David Cronenberg
Cast:
Charles: Gary Oldman
Frank: Robert Pattinson
Crawford: Matthew McConaughey
Sanger: Charles Dance
(how much does it cost...)

編集者の平嶋洋一さんからのバトン2日目はJ.G.バラードの『コカイン・ナイト』を。なぜ誰も映画化しないのか。『ハイ・ライズ』に先を越されるとは思ってもみませんでした。というわけで、ドリームチームを考えてみました(異論は認めます)。

バトンは…ALL REVIEWS 保田 智子 さん、いかがでしょうか?

#7days #7bookcovers #BookCoverChallenge

『コカイン・ナイト』J.G.バラード(著)
Amazonでの購入はこちら

4月30日

投稿者:島野千尋
【7日間ブックカバーチャレンジ/2日目】

<ルール>
・好きな本の書影をアップする、説明文は不要
・7日間続ける
・毎日ひとりを指名する(スルーしてもOK)
渡辺てる子さんからいただいたバトン、2日目。
昨日、やるつもりで寝落ちしていました。

私の2冊目は『21世紀をめざすコリアンフィルム』です。
いまでは韓国映画に関する本はたくさん出版されていますが、私が韓国映画にどっぷりだった時は、この本ぐらいしかありませんでした。日韓の映画評論家による解説から監督・俳優のプロフィールを集めた人物事典まで。暗記するために毎日カバンに入れていたぐらいでした。

この本が無ければ、今の私は無いなぁと言えますね。大学を編入学をすることもなかったし、たくさんの人に出会うこともなかったし。

チャレンジご招待は、ライターの宋莉淑さんにお願いしたいです。韓流雑誌の編集をやっていた時から助けられることも多いです。最近、お会いできていないので、会いたいなぁという願いからです。
恐縮ですが、どうぞよろしくお願いします!
#7days #7bookcovers
#BookCoverChallenge


『21世紀をめざすコリアンフィルム』四方田犬彦(著)
Amazonでの購入はこちら

4月30日

投稿者:武田倫和
平嶋兄貴からバトンがまわってきたので、今日から始めます。

7日間ブックカバーチャレンジ/1日目
<ルール>
・好きな本の書影をアップする、説明文は不要
・7日間続ける
・毎日ひとりを指名する(スルーしてもOK)

『さらば ストリップ屋』
内容には触れないとのことですが、表紙でだいたい推測できる一冊。
自分で選ぶより人から頂いた本の方が自分に合っているということがありますが、まさにこの本がそんな出会い。
最近また読んでいたのですが、読むと元気がでるのです、僕は!


『さらばストリップ屋』川上譲治(著)
Amazonでの購入はこちら

4月30日

投稿者:平嶋洋一
【7日間ブックカバーチャレンジ/3日目】

『真説・長州力 1951-2015』
「他に比類なきジャンル」で「ジャンルの鬼っ子」でもある。
それがすなわちプロレスなのだ。
競技化された格闘技とは似て非なるもの。
勝ち負けは……もちろん「格」が決める!
だからリングサイドから実況するアナウンサーに、言いたい。

レスラーの名前に「選手」を付けるな!スポーツだって誤解されるだろ!
プロレスはスポーツよりずっと、大衆芸能に近いのだ。

たとえば誰が、市川海老蔵に「選手」を付けるだろうか?
というわけで田崎健太『真説・長州力』である。
著者は六本木にある長州なじみの居酒屋で、取材を重ねていた。「泡盛のコーヒー割」を飲みながら、ボソリボソリと質問に答える長州。定席のいちばん奥のテーブルのはしに座った彼の存在に、誰も気づかない。
そんなある日、その居酒屋に藤原組長を従えあのアントニオ猪木が、赤いマフラーを首から垂らして現れた。
もちろん直立不動であいさつする、長州。
猪木たちは小一時間酒を飲んで、店を出ようとする。そこで客にせがまれた猪木は「イチ・ニーイ・サンダーッ!!」と拳を上げ、見事に場をさらったのだった……。
昨年6月の長州力引退興行を思い出す。控室で椅子に腰かけた長州を、プロレス記者たちが囲んでいる。彼らが質問するのを遮るように
「皆さん、何かありますか?何もないですね!
今日は僕の引退試合ということで(猪木)会長に声をかけていいのかどうか、最後まで迷いました。でもやっぱり、呼べなかった……」
けだし、プロレスとはあまりに人間臭い、大河ドラマでもあるのだ。
同じ著者の『球童 伊良部秀樹伝』も必読!
今日のバトンは『破天荒ボクサー』ほかで知られる映画監督の、武田倫和さんに渡します!

#7days #7bookcovers #BookCoverChallenge


『真説・長州力 1951-2015』田崎健太(著)
Amazonでの購入はこちら

4月29日

投稿者:Tomomi Kojima
【7日間ブックカバーチャレンジ/1日目】
『風にのってきたメアリー・ポピンズ』P.L.トラヴァース(著)/林容吉(訳)

"Mary Poppins"/ P. L. Travers"

I don't remember how many times I had read it when I was a kid. This book had taken me to London for the first time (in my fancy). Now I have kept all series in my parents' house, but they had become tattered totally. So, I have the digital ones in my kindle app now.
I imagined how it is to crunch a hard chocolate candy with just two bites (actually, I did and always failed). I decided to keep a cone in my pocket, wrapping with a handkerchief when I eat a soft cream someday―I'm glad if there is someone to be able to share these absurd imaginations.

編集者の平嶋洋一さんにバトン頂きました!子どもの頃、消灯の後に(うちは小6まで夜8時だった!)窓とカーテンの間にテーブルランプを引き入れて、そこに潜って読書するのが大好きでした。歩いたことはないけれど「桜町通り17番地」はとてもよく知った場所です。

バトンは…ALL REVIEWSメルマガ編集長の 福地 博文 さんへ!

#7days #7bookcovers #BookCoverChallenge


『風にのってきたメアリー・ポピンズ』P.L.トラヴァース(著)
Amazonでの購入はこちら

4月29日

投稿者:平嶋洋一
【7日間ブックカバーチャレンジ/2日目】

中村敏雄『オフサイドはなぜ反則か』
こないだのラグビーワールドカップの時のこと。
日本がトライするたびに、居酒屋のお客さんは大盛り上がり。だけれど……
「なんでラグビーって、ボールを前に投げちゃいけないの?」
「そういうルールだからなんじゃね?」
お〜い!好奇心ってものがないのか君たちには?
というわけで、この名著をご紹介。
ラグビーボールを前に投げてはいけないのは……
ゲームを終わらせないため!
競技化される前のフットボールは、村を上げての一大イベントだった。
フィールドは森や川を含む、村全体。
飛び入りも当たり前。
つまりその祭りの時間を長引かせるために、前に投げる(サッカーならば、オフサイドポジションにいる仲間にパスする)ことが禁止されるようになったのだ……。
う〜ん、賢くなったあ。
今日のバトンは映画宣伝小島ともみさんに、つなぎます。


『オフサイドはなぜ反則か』中村敏雄(著)
Amazonでの購入はこちら

4月28日

投稿者:平嶋洋一
【7日間ブックカバーチャレンジ/1日目】

原一男監督『れいわ一揆』の若きプロデューサー・島野千尋さんからのバトンを受け取りました

1冊目は小林信彦『笑う男道化の現代史』。
書影推し、と勘違いしてサイケな渥美清のどアップが圧巻なこの本を、選びました。

笑いとは何か、徹底追求する批評。
それとパロディ小説というかたちでの著者の実践。
そのふたつが並ぶ構成に……困惑させられます!

#7days #7bookcovers #BookCoverChallenge


『笑う男道化の現代史』小林信彦(著)

4月28日

投稿者:島野千尋
【7日間ブックカバーチャレンジ/1日目】
『れいわ一揆』でひときわ輝く渡辺てる子さんからご指名をいただいた「7日間ブックカバーチャレンジ」。これは「読書文化の普及に貢献するためのチャレンジで、参加方法は好きな本を1日1冊、7日間投稿する」というものだそうです。ルールは「本についての説明はナシで表紙画像だけアップ」&「その都度1人のFB友達を招待し、このチャレンジへの参加をお願いする」とのこと。

届いて欲しくなった「アベノマスク」と「7日間ブックカバーチャレンジ」と言いたいところですが(苦笑)、てるちゃんからのご指名ですし、ありがたくお受け致します。月曜日からコツコツと思っていましたが、遅くなってしまいました。

私の1冊目は渡辺淳一著『白夜』です。
中学生の時に大病をして、何度も入院し、死を覚悟したこともあり、その中で医療にも興味を持ち、医者への憧れもありました。その時に研修医の先生からプレゼントされました。
ちなみに渡辺淳一作品はこれしか読んでません…。

チャレンジご招待は、編集者の平嶋洋一さんです。
恐縮ですが、どうぞよろしくお願いします!
#7days #7bookcovers
#BookCoverChallenge


『白夜』渡辺淳一(著)
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〈1 彷徨(さすらい)の章〉
〈2 朝霧の章〉
〈3 青芝の章〉
〈4 緑陰の章〉
〈5 野分の章〉

4月16日

投稿者:平嶋洋一
東陽一監督『四季・奈津子』(80)。こんなのまで上げてるんだ、Amazonプライム。
開巻、ヒロイン・奈津子(鳥丸せつこ)はギアをトップに入れる。
猛スピードで急カーブを切っていくそのスポーツカーを、ヘリコプターからのカメラが俯瞰でとらえて……映画はまだはじまったばかりなのに、カメラはもう「劇的に」宙を旋回してる、って『恐怖のメロディ』(71)じゃないですか!
さて「四季」というわけで、奈津子には一人の姉と二人の妹がいる、四姉妹。
妹・布由子はうつ病で精神病院に入院している。その正気と狂気のあいだをさ迷う姿は、奈津子が東京で出逢うケイと重なるのです。
ケイを演じるのは、あの阿木燿子。どこにいても所在なげで、抑揚のないしゃべり方をする。まるで世界から遊離しているみたいな。
とにかく奔放に生きるケイは、非日常の世界に閉じ込められた布由子と対照的に、あぶなっかしくも羽ばたいていくのです。
たとえば10tトラックの運転手をひっかける。東京からヨコスカ、ではなくヨコハマへ向かうまで、カーラジオからは八代亜紀『雨の慕情』が流れている――スカシの連続だなあ。
奈津子はケイに、布美子の影絵を見たのでしょう。
「魂はどこにあると思う?」博多から東京までの新幹線車内で詩人・田村隆一(本人)から奈津子は、問いかけられる。
奈津子を介して田村から詩集を贈ってもらった布美子は、「文学の世界」に誘われていくのです。

さらに奈津子を「映画の世界」に案内するのは、岡田真澄。奈津子への口説き文句がまた、いかにもこのキザ男らしい。

「いまの妻は北欧の、スウェーデンの女でね。俺の言うことは何でも聞くんだ」
「奥さんの名前、ボルボ(VOLVO)とかいうんじゃない?」と奈津子。
「そんな男っぽくない……(小声になって)サーブ(SAAB)っていうんだよ」
ベッドで重なり合った奈津子とケイは、心臓の鼓動の「同期」を試みる。
そのようにして奈津子=ケイと一緒に布美子は、文学、映画といったフィクションの世界でつながるのです。。
故郷にあるボタ山に登った奈津子は、山の彼方を見据えて強く生きてやると誓う。『風と共に去りぬ』(39)のスカーレットみたいになった!物語のピークといえるその瞬間……ヒロインを置き去りにしてカメラはまたヘリコプターに乗って、急上昇していく!
感情の起伏に合わせてカメラの場所を決めていく。そんな文法を切り捨てるみたいに。
スゲえ、「映画」だ……。


『四季・奈津子』(1980、監督 東陽一)
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4月16日

投稿者:平嶋洋一
『ピンクのカーテン』の美保純は、なんであんなにエロいのでしょう?
顔立ちも頭身も洗練されてはいないし、カラダもまあ、フツー。しかし、、それだからでは?
●●(娘、上司……)になって欲しい、理想の芸能人は?とかってランキングが、よくありますよね?

それにならうと美保純は、理想ではなくリアルにいそうな妹No.1、なのでは?
『妹』の秋吉久美子は……まぼろしみたいだったな。
だから、いきなり真っ裸になったり、ピンクのカチューシャにタンクトップ、ホットパンツで街を闊歩したり、夜中に物欲しげにバナナをくわえたりするだけで、ひとつ屋根の下で暮らすお兄さんはモヤモヤしてしまう。

アパートの窓から見える西新宿の高層ビルみたいに、「今日も立ってる」のだ、お兄さんだって男なんだ!

劇中何度か出てくる電車、あれは西武新宿線ですよね。
あの距離感で西新宿のビルを望める街、西武新宿から三駅の中井あたり?で生活してるのが、また生々しい。

しかしこの映画が製作された82年当時の新宿副都心は、子ども心にも妙に浮き足立っているように見えたものです。
だから高層ビルのレストランに連れてってもらった時は、興奮してエスカレーターを逆走したりしてたのかも。

『ピンクのカーテン』(1982、監督 上垣保朗)
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4月15日

投稿者:平嶋洋一
久々に大島渚『少年』(ATG=創造社)。
当たり屋のまったく演技しない少年、子役はこうでなくちゃね。黄色のジャイアンツ帽がまぶしい。
アフレコなので腹話術の人形っぽくも見えます。
帽子の黄色だけじゃなく雪原の長靴、白地に赤の国旗、小川明子の衣装など原色がまぶしい。
ロケ撮影なので69年当時の日本各地の風景が息づいているけれど、それをソラリゼーション(白黒反転)やフィルターで嘘臭くしてもいる。
生の素材を加工しまくる才人・大島。異化効果がスゴい。
しかし、山田洋次『家族』(松竹)が翌70年、かあ。
こちらは新天地を探して日本縦断。
大阪では万博という大イベントを記録しながら、家族がひとり、またひとりと脱落していく。
とにかく「シビアな」現実を直視する。
マジメだねえ。
そして同じ年に『男はつらいよ 望郷篇』まで撮っている!
いやあ、同い年の監督の個性がまったく対照的だと、はっきり分かりますねえ。


『少年』(1969、監督 大島渚)
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4月15日

投稿者:平嶋洋一
『モスラ』(61)は南太平洋に浮かぶロルシカ島、『大怪獣ガッパ』(67)は南洋諸島、『マタンゴ』(63)は南海の孤島、『美女と液体人間』(58)は南方海上、『透明人間と蠅男』は南方のとある島……
日本の怪獣・怪人は南から、南方戦線への道を逆向きに辿るようにやってくる。
そこには先の戦争の、玉砕に次ぐ玉砕のリアルな記憶が、重ねられているのでしょう。
でも同時に、楽天的なエロという幻影が、投影されてもいるのです。
たとえばキャバレーで能天気に踊るダンサーたち。
肌もあらわに腰を振って、エキゾチックなムードを漂わせる。
島の大らかなセックス、ゴーギャンの描いた原色のパラダイスへの誘惑みたいな……
となると、あの今村昌平のデビュー作、フランク永井の同名曲をフィーチャーした『西銀座駅前』(58)を、思い出します。
数寄屋橋地下商店街にある薬局の店長(柳沢真一)は、妻の薬剤師(山岡久乃)の尻に敷かれっぱなし。
何から何まで管理されて息が詰まっている彼の脳裏には、戦時中に南洋諸島で出逢った美女たちの姿が、焼き付いて離れない。

妻と子どもが旅行した隙に、彼は美女と共に東京湾から、モーターボートで出発。しかしエンジンの故障で遭難し、さらに大嵐に巻き込まれ彼・彼女が漂流した先は……南洋の植物が生い茂る、夢にまで見たあの島はないか!

しかしそのユートピアで妻と子どもと鉢合わせ――なんとそこは湘南のテーマパーク「熱帯植物園」だった、というオチ。
南の島に見た夢と現実のコントラストが物悲しい。実に粋な笑劇なのでした。

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