映画パンフは宇宙だ!

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雪降っていると外行きたくなっちゃいますね

ブログコーナーについて

記念すべき「映画パンフは宇宙だ」全員リレーブログ!

第1回目を担当しますきゃほです。(執筆者情報についてはメンバーページをご覧ください!)

このwebサイトの運営を担当しています。

第1回目なので、このブログコーナーについて説明します!
これから本団体のメンバーが週替わりで順にこのブログを書いていきます。

テーマは、映画に関わることであれば自由です…!!

わたしもこの団体のメンバーに加わりいろんな方とお話しさせていただきましたが、それはもうメンバーのキャラが濃い。

みなさん語り出したら口が止まりません…笑

そんなメンバーに思い思いの好きなことを書いてもらおうと始まった本企画。
どんなメンバーが活動しているのか、少しでも興味を持ってくれた方は読んでくれれば幸いです。

 

映画を愛する人たちのブログなので何かしら読んでくださるみなさんにとって面白いと感じていただけると思います。ぜひ今後の更新をお楽しみにしていてください!

「映画の選びかた」

ということで…

第1回目はわたしが書くことになったのですが、初回なのでゆる〜く書いていきます。笑

暇つぶし程度の気持ちで読んでみてください。

電車に乗って最寄り駅まで残り3駅、寝るにも本読むにも中途半端、SNSは最新投稿まで全部チェックしちゃって微妙に暇だ〜みたいな時にぜひ。笑

外出自粛要請という映画好きにとってはブルーな気持ちにさせられる今日頃ごろですが、自宅で映画を観る方も多いのではないでしょうか。

そんなこんなの日々なので、今日は映画の選び方について書いてみようかな〜と思います。

電車と書きましたが、わたしは移動中とか仕事終わりの電車とかでよく「Filmarks」を見ることが多いです。
もはや映画好きの方なら入ってて当たり前のようなアプリですよね。

この「Firmarks」めちゃくちゃ便利ですよね。わたしもかなり使います。

鑑賞映画の記録用が主な使い方ですが、週末公開作品や友人におすすめされた作品をチェックしたりもうほんと便利だと思います。

そんな「Firmarks」や他の映画アプリについてもですが…

こういう便利なアプリやサイトを利用していると、わたしもヘビーユーザーながら鑑賞する作品の幅?みたいなものが狭まる可能性もあるな〜と最近よく思うのです。

どういう意味かといいますと…

※ある日のわたしと友人のLINEでの会話

わたし
わたし

明日映画観にいこ〜

友人
友人

いいよ〜、今何公開している?

…ここでFilmarksチェック

 

わたし
わたし

◯◯とか△△とかは?

友人
友人

ああ〜、でも〇〇評価そんなよくないから△△の方がよくない?評価4.0だし

 

みたいなことありません???

わたしはあります…やっぱり映画館によく行く身としては一つの作品鑑賞するとなったら、少なくとも毎回1,000円以上は払う訳ですから面白いもの観たいですよね。

映画館のみでなくともアマプラとかネットフリックスで何か映画観ようってなった時にも映画アプリ参考にする人は結構いるんじゃないでしょうか。

鑑賞数とか、評価点数はそういった意味ではすごく便利な指標だと思います。
それに鑑賞作品の選び方としてこういったやり方が最近はすごく主流になっている気がします。

ただこういういわば受け身的な映画鑑賞をやり続けるのってどうなんだろうって、自分もやっておきながら最近思います。
要は観る作品がすごく限定的になってきたり、自分がどんな作品が好きなのかとかよく分からなくなっちゃう気がするんです。

うまく文章にできないですが、「みんなが面白いという映画を観て面白かったと感じる。」
これだけってすごく違和感感じないですかね??

わたしもこう言う映画の選び方よくしますし、絶対的な保証がある面白い映画を観ても作品自体が面白いことには変わりないので、もちろん感情は揺さぶられます。
だけど、自分の感覚で選んだりたまに思わぬ作品との出会いがあったりするといつも以上に興奮したり、発見した気分になったり、作品そのものに対する想いとはまた違う、思わむ感情に巡り合うことができるんじゃないかなーと思ったりします。

ちなみに映連のデータによると2019年に国内で上映された映画は1278本。
その中でヒットの指標とされる興行収入10億超えの作品は邦画洋画合わせて65本らしいです。

1278本中65本 これは多いのだとは思いますが、少なくともこの上位作品以外に1213本の映画が昨年映画館では公開されて、ほとんど話題にならずに上映が終わっていった映画も沢山あるんだろうなあと思うと少し悲しい気持ちになりますね。

文章の収集がつかなくなってきたので、最後にこれまでにわたしが口コミとかでなく
「たまたま観たけどよかったあああとなった作品いくつかピックアップしてご紹介します。笑

①「いなくなれ、群青」(2019)

これは去年の作品ですね。予定と予定の空き時間に上映している作品だったのでたまたま観ることとなりました。

「横浜流星主演の青春ファンタジー映画」という概要だけを頭に入れておいたのですが、正直よくあるキラキラ青春映画みたいな感じだろうなー程度に思っていました。
実際お客さんも女子高生が多かったのでやっぱり、と感じていたのですが・・・・

すごく良き映画でした…ネタバレはしたくないのですが、この映画をわたしが一言で表すなら
「「あなたはそのままでいいのよ」って耳元で囁かれているような全肯定映画」です。笑

後半は終始涙ボロボロ。

隣にいたおそらく30代くらいの女性の方も、ずっと鼻啜っている音がわたしの耳には聞こえていたので案外大人の方が観た方が何かしら響く作品なのかもしれません。
(というか学生以上になぜかわたしと隣の女性だけが泣いているという今思えばなかなかシュールな状況だったなあと。笑)

映像も終始美しく、思わぬ出会いでしたが映画館で観れてよかったと思う作品でした。

②「シリア・モナムール」(2016)
知人の方に前売り券をいただき鑑賞した作品です。

作品の概要は、パリに亡命中のシリア人映画作家オサーマがSNS上で内戦の最中を生きるシマヴという女性と出会うことから始まります。
シマヴは内戦真っ只中のシリアを撮影し、その映像をオサーマに送る。その映像たちが繋がれた記録こそがこのドキュメンタリー作品となります。

わたしは当時、渋谷のイメージフォーラムでこの作品を観たのですが、今でもその時のことを鮮明に覚えています。
作品自体が衝撃的なものであったこともありますが、最も印象的だったのは映画を観る前と観た後で同じ道を通ってきたのに、渋谷の景色がまったく違うもののように映ったのです。

帰り道の渋谷はいつもと変わらないはずなのに何故かにとてつもない違和感があって、なんだか作りものの映像が目に映っているような感覚でした。

なぜそんな風に感じたのか今でも考えるのですが・・・

観る前から覚悟はしていましたが、かなり心が痛む映像で連続で、鑑賞するのにはとても体力が必要な作品でした。
そのため、96分間映像を通して自分にとっての非日常(だけど確かに今の時代の違う場所の日常)を映し出されたことで、映画を観終わって外に出た時に、自分にとっての日常にうまく対応できなかったのです。

わたしにとっては、衝撃的な体験でした。

なので強烈に記憶に刻まれる作品であったことはもちろんなのですが、それ以上に経験としてすごく印象に残っている作品です。

残念ながら今は国内でみれる手段はわたしが調べた限りだとないみたいですが、機会があれば観てみてください。意義のある作品だと思います。

③「アトランティスのこころ」(2001)
これはTSUTAYAの棚をあ行から眺めているときに、たまたま目に入ったタイトルになぜか惹かれたのでレンタルした作品ですね。あらすじも読まぬまま借りました。

ざっくり説明すると、アンソニー・ホプキンス演じる不思議な老人テッドと少年ボビーが共に過ごした短い期間の触れ合いを描いた作品です。

老人と少年の組み合わせってもはや良作間違いなしじゃないですか??という点でまずおすすめです。笑

わたしは読んだことはないですが原作はスティーブン・キングで、原作の一部を切り取って映画化しているようです。

この作品、一言で表すなら「超ノスタルジック映画」。というのも、大人になったボビーが少年時代を振り返るという形で物語が進行していく作品なので。

大人のボビーさんのシーンは現実的なのですが、少年時代のボビーくんのシーンは、なんだかふわふわしているというか、非現実的なものを観ているような感覚になります。

アトランティスといっているように幻とか刹那的という言葉がすごく似合う作品です。

ただこの幻のような少年時代にキラキラした恋の要素とか、年齢を超えた絆とか、うまくいかぬ親子関係とか色々なものが詰め込まれていて、静かですが中身の濃い作品です。

あと、テッドおじいちゃんがさらっと名言放ちまくりです。それだけでも観る価値ありです。

観終わったあと、というか観ている間からずっと切ない気持ちMAXになりますが、それと同時にとても優しい映画なので定期的に観たくなる作品です。

今は亡きアントン・イェルチンが少年ボビーを演じているという点でもまた切ない気持ちになりますね…

という訳でわたしにとってはあらすじもよく知らないまま、たまたま観たらとても大切な作品になったという映画を3つ紹介しました。

いろんな方のレビューや口コミで観る作品が増えるのはとてもいいことだと思うし、何度もいいますがわたしも映画アプリはめちゃくちゃ利用させてもらっています。

ただそれだけでなく、たまに直感的に選んでみたりとか偶然的に作品と出会うことがあればそれはまた素晴らしい映画体験になると思います。

先ほども書きましたが、作品に対しての抱く気持ちにプラスして「その映画を観たという経験」としてより記憶に残る気がするのです。

(こんなことを書いてきて最後はわたしのおすすめ作品紹介になってしましましたが。笑)

ということで、ゆる〜く書いてきましたが読んでくださった方ありがとうございました!!

次回もお楽しみに!!

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